雲間の朝日に想うこと


< 蟻の一穴を望むのでしょうか >


例え、
僅かでも。

互いの想いが、
徐々に、
共鳴し逢う時は。


例え、
一穴でも。

互いを隔てる壁を、
一瞬にして、
取り払って了うから。




其の、
一穴をも、
築かぬ様に。


慎重に、
慎重に、
想いを制御する。







けれども。





想いを、
閉じ込める行為は。

結果として、
隠る其の想いの濃度を、
増強し。




一穴を穿つ想いの、
硬度を。

巧みに、
増して了うのかも知れない。














高く、
厚く。

其の壁を、
創り上げて居る心算で。



ふと、
零れ落ちる言の葉は。

壁を溶かし行く向きに、
在る。















 「日帰りだけれど。」
 「26日は神奈川にいるよ。」


 「ん?」
 「もしかして俺を誘ってるの?」










坂の街から届く、
言の葉が。

事後で無く、
事前の知らせに変化した。





----------
References
 Oct.19 2006, 「唯一の堤足り得ましたか」
 Jan.04 2006, 「警戒して居る筈では無いのですか」







↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)


2006年11月07日(火)


----------
History
2004年11月07日(日) 何度目の別れでしょうか
2002年11月07日(木) 待っていてはくれないのですか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL