一つ、 一つ、 道筋を歩み。
一つ、 一つ、 段差を登る事で。
互いの役割は、 本来は、 増え行く筈なのだ。
互いの形が、 徐々に、 変遷するに応じて。
互いが、 互いを、 欲する形も。
徐々に、 変遷し行くのだ。
けれども。
初めの、 其の一歩に。
致命的な、 型崩れが在れば。
何れ程、 形を変え行こうとも。
何れ程、 役割を増して行こうとも。
空洞が、 埋まる事は無い。
もしかしたら。
嘗て、 俺の立場に居た人も。
徐々に滲み出る、 致命的な、 本音に。
気力を、 奪われ尽くされたのだろうか。
「後悔してるよ。」 「娘の親権が必要だから小坊主と結婚したこと。」
姫の、 口先だけの前向きが。
又一つ、 本音の吐露で崩れ去る。
---------- References Jul.23 2006, 「始めの針路が誤りでしたか」
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