好意に甘える事を、 是とするか、 非とするか。
其れは、 価値基準の差異に拠り、 変わるのかも知れないけれど。
狡い。
唯、 其の想いを、 秘めて在るのならば。
其れは、 狡さに成らぬのでは無いだろうか。
真に狡い人は。
自身の、 其の狡さにすら。
目を、 向けやしないのかも知れない。
狡くなど無い。
何もかもを、 解放し、 ぶつけて。
其処で初めて、 一歩目が始まるのだ。
振り解く程、 手を、 振り回して。
其処から、 本当に、 手が繋げられるのだ。
寧ろ、 狡いのは。
手を振り回そうとせぬ、 俺の方だ。
---------- References Sep.17 2006, 「緩衝材なのでしょうか」 Oct.02 2006, 「閂を外したのでは無かったですか」
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