自身の、 意識如何に因らず。
他者への依存を必須とする時は、 確かに、 在るのだから。
其の相手へ、 自身を委ねる事が可能か、 否か。
其れを、 探るのだけれど。
其処に信を置く、 其の、 可否を決する要素は。
果たして、 何方に在るのだろうか。
必死に。
封印し続けて居る筈の、 自棄と、 狂気の衝動。
可否を、 決定付けるのだと想い続けた、 其の要素が。
封を、 喰い破って終う。
「如何にでも成れ。」 「勝手にしろ。」
決して、 口にはせぬと。
秘め続けた、 諦めの言葉と。
「巫山戯るな。」
決して、 手を出さぬと。
抑え続けた、 腕力の暴発と。
床に転がり、 見上げる姫の。
怯える瞳が。
抜いては成らぬ刃を、 振り回した、 其の証として。
脳裏に焼き付いた。
何故。
しては為らぬと想う、 行為ばかり。
互いに、 叩き付けて終うのかな。
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