其の、 場の位置や方向や、 或いは、 流れ等を。
維持し、 保持する為に。
そっと、 加える力こそが。
真の意だから。
其の力は。
決して、 視界の内に在る物だけでは、 無く。
決して、 視覚で認識可能な物だけでは、 無いのだ。
其れ故に。
匙加減の困難な、 其の力を。
自身の、 認識可能な力に迄、 増強させては。
時に、 場を乱す過剰な因に迄、 育てて終うのかも知れない。
もしかしたら。
支えたる想いは、 そっと、 咲いて居れば良いのだ。
「もっと甘えてくれれば良いのに。」
確かに。
視覚に捕らえられず、 視野には入らぬ想いだけれど。
自身の芯に、 一筋の補強材として、 凛とする。
其の、 寄り添う想いが在れば。
十分、 前を向いて勝負が出来る。
其れは、 甘えてる事に他ならないよ。
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