雲間の朝日に想うこと


< 気に成る紙片でしょうか >


其の現象は。

材質と、
性質の、
組み合わせで、
生じるのだ。






想いの、
大きさや、
濃度や、
継続時間に因らず。

想いへの感度や、
或いは、
想いを交える手段にも因らず。




互いの材質の交わりと、
結果として、
互いが発する成分に。

飽く迄、
依存した現象なのだ。












其れ故に。


其の場に、
想いが、
蓄積すればする程。



破れた薄葉紙の、
其の一片は。

俺自身の周囲に、
必ず、
纏わり付くのだ。







姫の、
残骸と共に。













 「小坊主、粗相がついてるよ?」

 「此れは姫のせい。」

 「小坊主がいっぱい出したからでしょ!」

 「俺のじゃ無くて、姫のに紙が付いてるの。」



想いを、
重ね逢わせた後に。

俺へ付いた薄葉紙を取る、
其の俺の行為が。









そんなに興味深いの?


2005年04月30日(土)


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2003年04月30日(水) 掴んではならぬ腕ですか





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小坊主
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