雲間の朝日に想うこと


< 共に闘えたのでしょうか >


眼前に立ちはだかる、
其の、
大きな困難は。


決して、
同一では無く。

大小も、
硬軟も、
鋭鈍も、
異なって居るけれど。








乗り越えた先の、
目的地も。

得られる、
至福の結晶も。


そして、
到達する事の尊さも。

皆、
同等だから。





別々の道程を辿る筈の、
互いが。

互いを戦友に据え、
険しき路を、
進めるのかも知れない。














極めて稀な、
至難の闘いは。

世界に数例しか無い、
大手術は。


決して、
自身の闘いでは無かったけれど。




自身の、
立ち向かうべき、
闘いの様に。


感じられたのだ。




















何方か一方の命は、
失われるかも知れないと。

絞り出す様に、
姫へ話し掛けて来た、
其の姿が。


幻だったかの様に。








 「小坊主。」
 「聞いて聞いて!」

 「どうした?」

 「あの、隣の人がテレビに映ってたの。」
 「二人とも元気そうだったよ!」

 「手術成功したんだ!」
 「良かったね!」







画面に映った、
見覚え在る其の姿は、
生気に満ち。



しっかりと。

小さな命を、
腕に抱いて居た。





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References
 Dec.16 2005, 「歪みを吐いては駄目でしょうか」
 Dec.10 2005, 「肖れるでしょうか」







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2006年04月22日(土)


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History
2004年04月22日(木) 正誤は本質では無いのでしょうか





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小坊主
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