お互いが、 お互いを、 想い続ける事に。
何の疑問も、 挟みはしないけれど。
何れ程、 想いを贈ろうと。
何れ程、 真の想いを信じようと。
其の、 想いの先が。
互いが、 望んで居る形に。
続く見込みが、 無いのだとしたら。
其れでも。
真の想いと、 呼べるのだろうか。
自身が抱えた、 矛盾を。
唯、 想いと言う言葉で、 封じても。
深層で、 蓄積し続ける歪みは。
何時か、 大きく地を揺らして終うに、 違いないのに。
罪や、 悪や、 災禍の封じられた箱を。
好奇心で、 開いて終ったのならば。
せめて。
最後には、 希望が残るけれど。
「断り続けたらどうなるのかな。」
想いと解離した、 行為の、 強制と演技と蹂躙と拒絶の、 其の先に。
何が在るのかな。
---------- References Apr.04 2006, 「破壊が真の望みでしょうか」
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