< 其の舌は嘘吐きなのでしょうか >
其の行為は。
確かに、 複数の意味を宿す事が、 可能だから。
其の行為に、 込める想いを。
一意的に論じる事など、 出来ないけれど。
其れでも。
其処に付帯させる、 表現を。
選択する事で。
幅広い、 行為の意図は。
限定的に、 制限される筈なのだ。
口付けに。
何れ程、 沢山の意味が在ろうとも。
決して、 口付けに加えた選択は、 其の意を修飾し得る選択では、 無いだろうに。
「この子。」 「舌入れたら嫌がるんだよ?」
「阿呆か!」 「何で舌なんか入れんだよ!」
「妬いてるの?」 「小坊主だってキスするでしょ?」
「しねえよ!」 「一度だってした事ねぇよ!」
決して、 俺には魅せぬ表現を。
姫は、 子への愛情表現だと、 言い張り。
当て付けの様に、 あからさまに、 娘にして魅せる。
---------- References Apr.02 2006, 「閉じた扉を開けたのでしょうか」
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2006年04月06日(木)
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