雲間の朝日に想うこと


< 既に亡者なのでしょうか >


頑なな感情を。

緩め融かす、
其の手段として。



御機嫌取りの、
金品を。

時に、
人は用いるけれど。




飽く迄、
其の感情は。

自身から、
内発的に生じた変化では、
無いのだ。







其れ故に。



時に。

刺激への、
常習的な依存を生じて。


或いは。

刺激に因り、
想いを深く惑わされて。




自身を、
見失って終うのだろうか。













例え。

紛れも無く、
俺の発した言葉でも。


交渉の妥結など、
決して、
本意では無いのに。








 「此の仕事終わったら貰える三万円。」
 「御前さんの御小遣いにしてあげるからさぁ。」


泣き止まぬ、
娘の姿に音を上げて。

思わず発した俺の言葉に、
応じて。



娘は、
一瞬にして泣き止み。





 「あはははは!」
 「間違いなく私の子だよ!!」


代わりに。

姫が、
大きな声を上げるのだ。






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2006年02月26日(日)


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2005年02月26日(土) 何気ない信実でしょうか
2004年02月26日(木) 溝の向こうを留めてくれませんか
2003年02月26日(水) たまには待たせても良くないか





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小坊主
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