雲間の朝日に想うこと


< 溝の向こうを留めてくれませんか >


何処迄想いを積み重ねれば、
溝を埋める事が出来るのだろうか。


迫った筈の向こう岸が、
静かに逃げて。

再び途方に暮れる。







年齢差を意識せずに、
想うから。


其の差を、
僅かにでも感じさせぬ行為で、
相手と対峙するけれど。



其の一方で、
年齢差を意識もして、
想うから。



其の差を、
僅かにでも内包する言葉が、
表出すると。

想いの不安定さを察知して、
想いが揺れる。









 「所帯染みて来たってよ?」

 「忙しくて、」
 「他の事に手が回らないからじゃ無い?」





相手に伝わった意図は。

共に自身が乗せた想いとは、
懸け離れた物。



所帯染みるを、
歳と共に活動力が低下して来たと、
捕らえた俺と。

他の事を、
他の人と解釈した姫と。



其処に産まれた境界線は、
元を探れば、
如何しても年齢差に行き着くんだ。











如何に想いを語れども。

力を抜けと言える程の努力には、
未だ達して無いだけ。






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References
 Jan.18 2004, 「交えられぬ違いなのでしょうか」


2004年02月26日(木)


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History
2003年02月26日(水) たまには待たせても良くないか





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