雲間の朝日に想うこと


< 御褒美を得られぬのでしょうか >


其れは。

自身を向上させる、
一つの手段で。


同時に。

効果的な方策でも、
在るのだ。







其れ故に。




自身を、
駆り立てる為の、
糧として。

自身の、
不安を抑え込む為の、
支えとして。

自身の、
惑いを払拭する、
道標として。

自身を、
鼓舞する為の、
術として。




時に人は。

目標の横に、
其れを据えては。


再び、
其れを手に獲る瞬間へ。


眼差しを向け、
突き進むに違いない。










けれども。




自身の、
見据えた場所へ、
辿り着いたにも関わらず。


横に並べた筈の、
報酬を。

手に、
出来なかった時。







何れ程の痛みが。

其処に、
生じるのだろうか。













 「せっかくだけれど。」
 「食べられないの。」

 「如何して?」


 「乳が張っちゃって痛いの。」
 「だからモチ米とかクリームとか駄目なの。」

 「あんなに楽しみにしてたのに・・・」


 「小坊主、お腹空いてるでしょ?」
 「食べて♪」

 「でも・・・」




姫の。

最大の御褒美で在る筈の、
御祝い膳が。



するりと。

姫の手から、
逃げて終った。





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References
 Jul.04 2005, 「おまけが欲しいのでしょうか」







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2006年02月08日(水)


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History
2005年02月08日(火) 想い遣りの無さを競う気ですか
2004年02月08日(日) 自分の得手を武器にしませんか





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小坊主
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