緩やかに、 大きくうねりながら。
悠久の時を刻み続ける、 大河に、 比すれば。
飽く迄、 刹那に過ぎないから。
其の刹那を。
幾重にも、 幾重にも、 重ね逢わせる事で。
刹那を。
大河に、 紡ぎ続けるのだ。
其れ故に。
自身の刹那を、 大河に、 縒り逢わせる為に。
次の刹那は、 必要不可欠で。
並ぶ物の無い程に、 価値在る存在に違いない。
「相手を好きだなって想わなきゃ。」 「子供は産まないよね。」
「じゃぁ。」 「姫は俺の事を好きって事だね。」
「う〜ん?」
姫は、 態と意地を張るけれど。
此の宝が、 価値在る物だと。
良く、 知って居る。
必要なのは。
金銭的な支援でも、 仕事と育児を両立出来る環境でも、 無くて。
今、 皆が忘れ掛けて居る、 想いを。
子が、 極上の宝で在るとの、 想いを。
創り上げる事だ。
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