雲間の朝日に想うこと


< 永遠に届かぬ痛みでしょうか >


何れ程の想いを、
其処に、
注ぎ宿したとしても。


他者の感ずる、
感覚など。

決して、
複製する事は出来ぬから。




同一の痛みを、
自身で、
感知する事など。

端から、
不可能だけれど。









間隙には。

形態的、
機能的な相違すら、
存在するから。




擬似的に、
其の痛みを感知する事すら。

永遠に、
許されて居ないのだ。









其の上で。






痛覚の発する、
其の刹那だけでも。

互いに、
分かち逢える様にと。


無駄な足掻きを試みずには、
居られない。
















 「痛い!」


姫が我が子の動作に、
顔を顰める度に。

俺の首に巻き付けた、
姫の腕が締まり。



俺は。

息苦しさと共に、
姫の痛みを支えて居る様に、
勘違いをする。












我が子が、
母を殴り蹴る感覚など。

雄に、
理解出来る筈も無いのに。


2006年01月10日(火)


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2005年01月10日(月) 今の姿は許せないのですか
2003年01月10日(金) また振り出しに戻るですか
2002年01月10日(木) 変われない原因は俺ですか





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