何度も。 何度も何度も。
永遠に終わりが来ないと、 錯覚する。
何度繰り返せば、 終わりが来るのか。
何度繰り返せば、 先へ進んだと実感出来るのか。
アイツから届く、 久々の手紙。
俺からの、 他人行儀な返信。
アイツから返る、 喧嘩腰の文面。
全く意に介さない、 俺の賺した言葉。
必ず翌日届く、 アイツから謝罪。
必ず前日と同じ時間に届く、 アイツから謝罪。
この1年間、 何も変わっていない関係。
「読んでもらえるかな?」 「何度もごめんね。」
そんな手紙なんて要らない。
もう一度など存在しない「他人」なのだと、 早く認識してくれよ。
「どうしても謝っておきたくて。」
そんな謝罪なんて要らない。
自分を護る為の「自己満足」なのだと、 早く理解してくれよ。
アイツを嫌いになればなる程、 俺の過去が馬鹿な物に見えて来るんだよ。 |