雲間の朝日に想うこと


< 何を欲して眠るのでしょうか >


覚醒下の、
高度な調節機構は。

恐らくは、
失われて居るから。





一つ、
一つ、
反射が暴走する様に。

各々の振る舞いが、
無闇矢鱈に、
生じたとしても。



決して、
不思議は無いけれど。









何の脈絡も無く、
延々と、
繰り返される。

相反した、
動物的振る舞いは。



滑稽としか映らない。












 「寒いっ!」
 「冷たいっ!」
 「寒いっ!」
 「冷たいっ!」
 「寒いっ!」
 「冷たいっ!」


少し遅れて、
寝床に入った俺に。

寝ぼけた姫は、
延々と、
繰り返し続けた。














寝床の寒さに、
耐えかね。

俺の温もりを欲し。



俺の身体の冷たさに、
耐えかね。

俺を必死に突き放す。












抱き付きながら、
突き放す、
其の矛盾する行為を。

同時に遂行しようとする、
姫の、
必死な姿が。



余りに可笑しくて。







とても、
眠りに就けそうに無い。


2006年01月06日(金)


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History
2004年01月06日(火) 決定打では無いのでしょうか
2003年01月06日(月) 予行演習になりますか
2002年01月06日(日) 今日は帰ってくれませんか





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小坊主
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