当初の予定から、 鑑みれば。
達成率は、 飽く迄半分以下で。
満足の行く行程では、 決して、 無い筈だけれど。
穏やかに、 時を過ごし。
或る程度の、 会話を交わすには。
過不足の無い、 刻限だったのかも知れない。
想いの深さは。
想いに捧げる自身の時間に、 比例するから。
何気ない、 時間でさえも。
相手との距離と、 きっと、 当量で在るに違いないのだ。
「今度はもう少しゆっくり来なよ。」
「うん。」
「松島は其の時ね。」
「うん。」
初めて、 此の地に来てくれた、 君の望みを。
殆ど、 実現出来なかったけれど。
此の位の、 僅か数時間の方が。
距離を、 適正に戻す為に。
きっと、 良い程度で在ったのだろう。
---------- References Jul.20 2005, 「何を持参して来るのでしょうか」 |