雲間の朝日に想うこと


< 揺れぬ姿は大樹が在る故でしたか >


抑も、
突発的に生じる物で。

予測は、
不可能に近いのだ。



此れ迄に、
何れ程の労力や、
時間や、
費えを注いでも。

未だに、
届かぬ領域なのだ。




其れ故に。




一度、
事が生じれば。

其の後の対応は、
全てが、
予定外で。


其れを、
理解出来ぬ人では、
無い筈なのに。







何故に。

予定外へ、
自身を、
譲ろうとしなかったのだろうか。













勘違いか。



大きめの揺れにも、
動じる事無く、
平然とした姿は。


傍に寄り添う存在に、
縋った故の。

虚勢に、
過ぎなかったのかも知れない。







けれども。



普段の、
其の振る舞いや。

眼前の、
落ち着き払った様子からは。


内なる不安を、
決して、
感知は出来ないのだ。













 「ちょっと見て来て良いか?」

 「何で?」
 「もう帰って来なくて良いよ!」


姫は、
俺が職場に出る事を、
強く嫌がった。












怖かったの?


2005年08月16日(火)


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2004年08月16日(月) 幸福が幸福を奪うのですか
2003年08月16日(土) 寂しさの裏はまた寂しさでしょうか





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