雲間の朝日に想うこと


< 覚悟以前の想いでしょうか >


本来の意義は、
恐らく、
其処に在るのだ。


確かに、
形に縛られた、
余計な、
拘束具かも知れないけれど。

其れを纏う意味は、
きっと、
決意表明に在るのだ。






其れ故に。





信の置けぬ相手なら、
躊躇し。


想いの中に、
踏み込む決意を、
強く、
持ち得た瞬間。

意思表明として、
其の形に、
名を記すに違いない。










芯が無いのだ。


姫が、
踏み込む勇気を持てぬなら。

幾らでも、
支える事は出来るけれど。





 「結婚したら。」
 「小坊主が他の女に行っても別れられないじゃん。」


其の言葉を吐ける程、
想いに、
柱が無い以上。



支えた想いは、
きっと、
掌から零れ落ちる。


砂の様に。











 「私のこと中途半端にしないで。」


そう口にしたのは、
確か、
姫であった筈なのに。



 「母子手帳もらいに行くまでに籍入れなかったら。」
 「籍は入れないってことだからね。」


半端な想いを残した儘、
勝手に、
決め事を増やして。

姫は、
一人納得顔だ。


2005年07月27日(水)


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2004年07月27日(火) 如何なる存在でしょうか
2003年07月27日(日) 対等の土俵に登れますか
2001年07月27日(金) 気持ちが足りなかったですか





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