淡い期待と、 確度の高い推定が混じった、 其の想いを。
お互いが、 感じ取って居るかも知れないけれど。
好奇心も、 好意も、 其処に存在する事を。
お互いに、 認め合ったかも知れないけれど。
其れは曖昧で、 未だ不確定で。
特定の範囲内に、 収められた関係では無い。
更には。
お互いの間に、 其の特定の範囲が浮かぶ事すら、 滑稽なのだ。
時の流れの速さや、 出逢ってからの期間。
其の長短など、 大きな問題では無いけれど。
お互いが、 お互いにとって、 如何なる存在なのか。
其の決め事すら、 蔑ろにして。
良い事など無いのに。
単なる食事の約束が、 何時の間に、 肥大化したんだろう。
「来週まで待てる?」
「そんなに待てないよ。」 「だったら他に行っちゃうから!」
お互いの、 想いの確認を抜きに。
彼女の時は、 流れ始めて了ったのかな。
---------- References Jul.22 2004, 「始まりの予感でしょうか」 |