確かに、 多種多様な想いが在って。
其の想いに、 優劣や、 善悪の区別を記す事など。
本来は、 出来ないのかも知れないけれど。
想いを、 病んだ事の在る相手だから。
想いを、 患ったと診断された相手だから。
一つ、 一つ、 想いから生じる、 其の行動に。
如何様に応じるか、 慎重に、 成らざるを得ないのだ。
例え、 奇妙でも。
何れ程、 非常識でも。
恐らく、 其の一片一片は。
或る想いの中では、 一連の、 想いの繋がりなのだろう。
「小坊主には。」 「あの後、連絡来るの?」
「全然。」 「音沙汰無いよ。」
僅かな、 俺への行動の一片は。
「夜中に。」 「知らない番号から着信があるの。」
「彼奴なの?」
「たぶん・・・」
「あまり、刺激するなよ。」
君への、 一連の行動として。
緩やかに、 姿を見せ始めた。
---------- References Mar.31 2005, 「俺なら知らぬと高を括ったのですか」 Apr.17 2005, 「約束を増やしても良いのでしょうか」 |