雲間の朝日に想うこと


< 何故に其の手を切らぬのですか >


乾杯、
献杯、
別杯、
賞杯、
罰杯、
床杯。

杯ですら、
数多く在るのだから。



杯に注ぎ、
杯から酌み取る、
其の想いは。

星の数程、
多種多様かも知れないけれど。






其の夜に、
二人で交わした杯は。

杯を掲げ、
重ね逢わせた想いは。



祝杯に違いない。












二人の新居を探し始めた、
其の夜。


 「飲みに行かない?」

 「俺も言おうと想ってたとこ。」


何方からとも無く、
自然に生じた、
其の想いこそが。

祝杯の証明、
其の物なのに。








翌朝の姫は。


 「嫌で嫌で。」
 「全然寝られなかったんだ・・・」


自身の傍に居る雄が、
今後も傍に棲み続ける事を。

本能的に拒んだのだ。
















其処迄の拒絶を伴う対象と、
傍に居られる?











決めてくれよ。



此れ以上進んだら、
本当に、
後戻り出来ないのだから。





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References
 Jan.27 2005, 「本当に前と同じで良いのでしょうか」
 Jan.22 2005, 「足並みは揃って居るでしょうか」


2005年02月03日(木)


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History
2004年02月03日(火) 自覚に縛られ自壊するのでしょうか
2003年02月03日(月) 余裕に見えましたか





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