< 余裕に見えましたか >
俺からの電話が来ないと、 俺からのメールが届かないと、 貴女は俺を忘れてしまうのだろうか。
愚かな考えを打ち消す様に、 貴女のメールが届く。
「仕事中思い出してふにゃふにゃアヤシイ人になってた」
朝から貴女を満喫した日は、 朝から貴女を満足させた日は、 貴女の中は俺で満たされている。
「小坊主は?」
「全然。余裕。」
貴女を悔しがらせて。 貴女の嫉妬心を煽って。
自分の荒みを、 少しだけ和らげた。
朝から俺は満喫したはずなのに。 朝から俺は満足させられたはずなのに。
一日中の集中を要求された時。 一日中余裕を感じられない時。
貴女を想い出す事無く、 一日が過ぎてしまったから。
強がりの奥に隠した悔しさを、 俺はどう扱おうか。
貴女に気付いて欲しいけれど、 貴女に気付かれたくは無い。 |
2003年02月03日(月)
---------- History
|