きっと其れは、 想いの、 深層の具象化で。
自身が、 言葉や形で表現出来ぬ、 想いだから。
其の場面が。
果たして、 何を具象化した物なのか。
想いの狭間が指し示す、 意思表示を。
正確に、 読み取らねばならないのだ。
特に。
負に、 向かう夢は。
けれども。
出現した意思表示を。
つまりは、 不安の根源を。
俺は、 未だに読み取れぬから。
如何ほど、 姫を大切に想う想いが、 伝わっても。
「小坊主、今日も他の女と居たの。」 「その女の方が大事だから、俺と別れてって。」
姫は。
何度と無く、 無い現実を夢に見るのだろう。
信頼感の増加か。
其れとも、 痺れを切らしただけだろうか。
本音を。 怖れる対象を。
「みんなの小坊主は嫌だよ。」
既に姫は。
夢だけで無く、 少しずつ、 話せる様に成って居る。
情けねぇ。
又、 助け舟だ。
---------- References Nov.07 2004, 「何度目の別れでしょうか」 Jul.12 2004, 「手の届かぬ夢ですか」 |