確かに、 相当の割合を占める要因には、 違いないけれど。
確かに、 極端過ぎる差は。
お互いを、 遠ざける要件だけれど。
其処に内包される、 互いの、 想いや信頼を介在して。
精神的な接触感が。
物理的な接触感を上回る事が、 在るのだから。
時間や、 体積や、 其の形状で。
一意的に定められる物では、 無い筈だ。
けれども。
満足の前に、 一度暴発して了えば。
其れで、 俺は事切れて終うのだから。
必死に、 粘り強く、 振る舞う事が。
何処に、 非が在ると言うのだ。
想い其の物なのに。
姫は、 怒りを露わにして。
「何で早くいかないの!」
無念そうに、 恨めしそうに。
俺を見ながら動きを止める。
例え、 姫を不安に陥れても。
決して、 負ける訳には行かない、 譲れぬ闘いなんだ。
---------- References Nov.27 2004, 「贈る心算で奪ったのでしょうか」 |