言葉の裏に隠された人柄。 言葉の裏に潜む性格。
其の存在に気付くか否かは。 其の解釈を如何にするのかは。
受け手の精神状態に、 依存した物には違いないけれど。
何らかの想いと言う鏡が、 受け手に存在する事が。
必要条件なのだろうか。
只の事実の報告でも。
想いの鏡に大きく左右され、 通した光は屈折されて、 自分の奥底迄到達するんだ。
貴女から届く、 只の報告。
「牛タンて美味しいね。」 「私、食わず嫌いでした。」
友人と焼肉を食べた、 其の報告。
俺に存在する鏡は。
あの時感じた想いを、 何故此の言葉から呼び出して来たのか。
未だ貴女に伝えられない、 一つの事実。
もしかしたら其れを、 貴女が喰らえないかも知れないと言う、 恐怖心は。
相当厚い鏡として、 未だ俺に巣食ってい居る。
---------- References Aug.01 2003, 「信頼を失う時でしょうか」 Aug.07 2003, 「与えてはならぬ期待でしたか」 |