< 迷いと確信は並立しないのでしょうか >
迷いや惑いは。
時に人を、 臆病にさせる一方で。
時に人を、 大きく成長させ、 大きく変革させ得るから。
其れ自身を、 感じ獲る事の出来る心を、 常に愛でて在るけれど。
迷い、 惑いながら。
確固たる部分を、 其処に内包してはならないのだろうか。
想いには自信が在るけれど、 其れだけでは足らない。
人に棲まう、 想像や常識の枠からは。
恐らく、 姫は外れて居る。
年上。 子持ち。 再婚。 未だ既婚。
俺の身内の想定する、 想像や常識の閾値内には。
間違いなく、 姫は含まれて居ない。
それ故に。
何処が好きか、 何が素敵か。
其の型枠を上回る姫の魅力を、 きちんと言葉で伝え、 威圧しなければならないから。
其の説得力を身に纏って、 初めて。
迷いや惑いを、 捨て去る権利を得る筈なのだ。
「私のこと本当に好き?」 「迷ったりしてない?」
姫の問い掛けに。
「在る。」 「姫を好きな事に迷いは無いけれど・・・」
問を僅かに擦り替えて、 そう答えた俺が、 馬鹿なんだろうけれど。
其処で無いよと、 嘘でも方便を使わない俺だから。
きっと姫は。
不器用だと想いつつ、 俺を信頼してくれるんだと、 そう想う。
---------- References Dec.28 2003, 「説得出来るでしょうか」 |
2004年04月08日(木)
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