雲間の朝日に想うこと


< 理解から逃れたいのでしょうか >


神木に手斧を打ち込む、
其の姿を、
ぼんやりと眺めながら。

事の顛末を、
少しずつ口にする。





 「一昨年だっけ?」
 「そうだったな・・・。」


幼い頃から馴染み深い、
此の街に。

如何に断ち切るかのみを考えて、
アイツと共に来た時から、
二年。


立場を入れ替えて、
結局想いは、
自身に戻り来たのか。











自身の活力を取り戻す為に。

只、
相槌で調子を合わせる、
他人を求め。


想いを言葉として、
次々と外へ取り出し、
削除し、
挿入し、
並べ替え、
整理し。

他人の口を借りて、
再び取り込む。





其の一方で。

只、
他人を遠ざけたいと言う、
想いも真。










反動の大きさも、
理解の範疇。


如何に足掻こうと、
其れは必ず、
付いて回る症状。


そう想っても。












 「本当は。」
 「会うの止めようと思ってたんだよ。」
 「帰ったあと寂しいんだよ。」


出掛けに、
君が口にした言葉が。

石段を登る度に、
一段一段、
増幅されて行く。





----------
References
 Jan.06 2002, 「今日は帰ってくれませんか」
 Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」


2004年01月04日(日)


----------
History
2003年01月04日(土) 気持ちを薄めて行けますか
2002年01月04日(金) 相手が違うと感じませんか





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL