雲間の朝日に想うこと


< 此れが本当の貴女でしょうか >


目の前の言葉に。


眼も、
頭も、
そして心も。

逃げ惑うかの様に、
全てが離散する。



其の合力は、
只一点に留まる事でしか存在し得ぬ。

いや寧ろ力を失って、
合力が消失しただけなのかも知れない。







動きに追い付かぬ自身の想いに、
即ち、
把握出来ぬ相手の想いに。

激しい動揺と、
著しい焦燥を感じながらも。





唯一。

受話器を通して届く声が、
以前とは比較にならない程に、
明るい事を認識して。



相手たる資格が足らぬ事を。

否応無しに、
突き付けられて居る事だけ、
理解した。











 「これが私なんだよね!」



昔話をしながら、
口を衝いて出た貴女の言葉。







文末が。
語尾が。


快活で、
安心感に溢れて。











俺が初めて見る姿なんだよ。





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References
 Dec.31 2003, 「二度目は何を想って居ますか」


2004年01月03日(土)


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History
2002年01月03日(木) 少し休んで良いですか





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小坊主
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