無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年05月11日(火) ホントに午前様になっちゃったよ(-_-;)。

 ……ウチに帰りついたの、1時だよ。
 11時まで残業で、バスはもうなくなってるから、歩いて山越えて来て1時間半、あんまり腹が減ってたんで、しげの店に寄ってメシ食ってたらこの時間だ。
 今日やったあの仕事もこの仕事もね、全部トンガリさんの代理仕事なんだよね。こんなムダな仕事さえしなけりゃ、自分の本来の仕事だけ片付けて、さっさと定時に帰れているのだ。なのにご本人ときたら、平気な顔して定時に帰ってくれてやがんだもんなあ。……キレるぞ、オレ。(⌒―⌒メ)ピクピク。
 えいくそ、明日は残業なんてゼッタイせずに、映画に行くぞ。
 もう日記書いてる時間なんてねえや。今日はこれでもう寝る。さいなら。

2003年05月11日(日) すっ飛ばし日記/ギャグで怖がる女
2002年05月11日(土) つんでぶで……謎の言葉(^o^)/DVD『日本誕生』ほか
2001年05月11日(金) ちょっと愚痴を言いたい夜/『荒野の出前持ち』(石川賢)


2004年05月10日(月) いそがしいそがし。&ゴールデンウィーク映画興行成績。

 抱えこんでた仕事のシメキリが一気にずどーんと来た。
 いやもう、忙しいの忙しくないのってないっスよ(★o☆)、また焦ってたらいきなりパソコンがフリーズして強制終了、打ち込んでたデータが「ほや〜ん」と消えるし。マジで「ひいいいいい!」って楳図悲鳴上げたよ(T∇T)。
 アレが終わったらコレ、コレが終わったらソレと次から次へと仕事が舞い込んで来るものだから、ひと息つくヒマすらない。いつもの運動する時間も取れないし、トイレに行く時間すら惜しい。ちょうどベンピで助かった。
 昼休み返上で働いても仕事は片付かず、結局、夜8時過ぎまで残業。それでも明日に持ち越した仕事がアレとコレと残っていて、まず確実に明日も居残り決定なのだ。……つか、本気で明日までに片付けないと、水曜日はしげと映画に行こうと約束してるので、明後日も居残りなんて事態にはゼッタイしたくないんである。ああ、トンガリさんの代理仕事さえなけりゃあねえ。
 そのトンガリさんは今日も休み。欠勤の理由はこちらにまで全然伝わって来てないので、既に「入院したんじゃないか」とウワサが立っている。もちろん何科かは言わずもがな。口さがないけど、コレがみんなの願望になっちゃってるところが人間社会のコワイところである。私もあまりチックが目立つようになっちゃうと、そういう眼で見られるようになるよなあ……って、トンガリさんが来てないと、どんなに忙しくてもチック起こらないんだよっ!
 まあ、それはそれとして、人の仕事まで引き受けてるせいで、本気でクソ忙しい毎日が続いてるんだけれども、オソロシイことに、ウチの職場で一番仕事ラクしてるのは、なんと私なのである。
 昨年病気して入院した関係で、閑職に回してもらえたのだが(降格も減給もされてないので。あくまで職場の恩情である)、それでもこれだけ忙しくなる。当然ほかの同僚はもっと忙しくて、9時10時居残りどころか、寝泊りして仕事片付けてる方もズラッといる。8時に帰れるなんて、幸せなほうだから、あまり文句言ってちゃいられないのよね。
 ぶっ草臥れて足取りもフラフラ、夜目の利かぬ目で、道路のデッパリに躓いてしまう。テブってた時なら、そのまま転んでケガしてたとこだろうが、以前よりかなり体重が落ちているので、よろけただけで済んだ。やっぱりデブは諸悪の根源である。
 帰宅してメシを作る元気もないので、マクドナルドでてりたまバーガーを買って、バスの中でぱくつきながら帰る。これでまたデブりそうだが、たまにはコッテリしたものが食いたくなるのだ。帰りつくのはどう考えても10時前、しげはとうに仕事に出かけているだろう。今朝がた、ゴミ捨ての日だから一緒に捨てに行こうと約束していたのだが、それもどうやら無理っぽい。携帯からメールを打って、「ゴミ捨てどうする?」と聞いてみたら、何と「いくつか捨てたよ」とすぐさまの返事。
 あの、家事嫌いのしげが! と思ってビックラこいたのだけれど、メールの文面、よく見ると、「あんたの捨てる分は残してるから」。……ええ、ええ、捨てましたとも。大袋が四つも残ってたから。


 先週、ゴールデンウィークの映画の興行成績トップテン、他を制したのは公開2週目の『ホーンテッド・マンション』だったとか。私は、ああ、そういうのもあったか、ってなもんで殆ど失念していたのだが、考えてみたら、これが今年の洋画では唯一の「ファミリー映画」なんである。ヒットするのは当たり前って感じか。
 2位は『名探偵コナン 銀翼の奇術師』、3位は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』と続く。もちろん大ヒットと言っていいのだけれども、どちらも昨年よりはやや成績が落ちてはいるようだ。そろそろ腐女子たち、子供たちのファン離れが進行し始めているのだろうか。これが映画評論家の批評となると、両者の評価は雲泥の差で、『コナン』はもう完全無視、『クレしん』は『キネ旬』では大絶賛、なんとあのアニメ嫌いの北川れい子ですら誉めている。みんな、作中の西部劇ネタについて、「もっとマニアックに」みたいなことを書いてるんだから、もう全然子供向けアニメだなんて思ってないのである。ええこっちゃ。
 4位は何と『CASSHERN』。公開2週目でさらに観客動員を延ばし、既に興行収入は十億を突破しそうだとか。上位3本がファミリー映画であることを考えると、普通の映画ファンに一番支持されたのがこれだってことになる。ウタダの力も当然作用してるのだろうけれど、口コミが追い風になっていなければ動員が増えることはそうそうない。若い人たちはやっぱり『CASHEERN』を支持しているのだ。……確かにああいうストレートな映画のほうが「どんな映画だった?」と聞かれて、「感動したよ! 戦争の悲しみがビシバシ伝わってきてさ!」とかなんとかアピールしやすいのも分かるんだけれども。「寺尾聰の自然にマッドな演技、よかったねえ」なんて言ってる私やしげの感覚は、普通に感動したい人にとってはピンと来ないものなんだろうなあ。


 ここんとこ、『白い巨塔』や『砂の器』など、名作のリメイクドラマのヒットが目立つが、今度は森村誠一の『人間の証明』がフジテレビ系で連続ドラマ化(7月8日より、木曜午後10時)されることが決定。主役の棟居弘一良を演じるのは竹之内豊。私はこの人の演技をマトモに見たことがないので、今の段階では何とも感想の述べようがない。けれど、時代を現代に移すとなれば、現在33歳の彼が演じる棟居が、幼少時にどういう形で八杉恭子やケン・シュフタンと関わったのか、相当原作を改変しなきゃ、辻褄が合わなくなるだろう。
 原作ではシュフタンは進駐軍として日本に来て、棟居や恭子と関わったって設定だったんだけれども、さすがに戦後のころまでは時代を遡れまい(10年くらい前の石黒賢主演のドラマ版では、ムリヤリ遡らせて、ピーター・フォークにシュフタンを演じさせてたけど、やはり無理が目立った)。竹之内豊の実年齢を考えれば、そもそもの事件の始まりを1980年ごろに設定しなければならなくなる。そのころに「あの手の事件」が起きたってことにするとなると、舞台はまさかオキ……。うわあ、もしそうだったら、すげえヤバいドラマになりそうだぞ。果たして保守的なテレビ局にそれだけの度胸があるかどうか。

2003年05月10日(土) すっ飛ばし日記/イラストな女
2002年05月10日(金) 人生は重い荷物を……。/『新映画宝庫 Vol.4 スタークラッシュ 大宇宙映画放浪編』ほか
2001年05月10日(木) 仕事復帰、半分だけだけど/『× ―ペケ―』6・7巻(新井理恵)


2004年05月09日(日) クレーマーの話、続き。

 昨日、しげの店に文句の電話をしてきたクレーマー、今のところ、何のリアクションもして来てはいないらしい。一日経って何もなければ、多分もう忘れちゃって構わないと思うのだが、しげはまだ「クレームが本社に行ったら記録に残るしなあ」と気に病んでいる。日頃は大事なことだってケロッと忘れてしまうくせに、こういうときに限って気弱になっていつまでもウジウジと悩んでいるのだから、いつもの傍若無人でエラそうな態度はどこへ行っちゃったのだろうと首を傾げるばかりだ。

 私も仕事関係でいろんなクレームを受けることがあるのだが、クレームを付ける人間というのは、本当に神経質で、「こんなことで文句言われても」と言いたくなるくらい些細でどうでもいいじゃん、と言いたくなる点にやたら拘るものだ。それこそちょっとした言葉遣い、顔つき、姿勢、そんなものにまで難癖を付けられる。「弁解の言葉もありません」と言って謝ると、「弁解する気がないんだな!」と切れる。「いえそんなことは」と言うと、「言い訳するのか!」とまた切れる。このへんはまだマシな方で、「なんだその分厚いメガネは! 人を馬鹿にしてるのか!」と言われた時にはどうすりゃいいのよ、と悩んだ。眼が悪いのはもともとなので、どうしようもないんだが。
 要するに何を言おうが切れる人間は切れるのである。初めから「クレームのためのクレーム」をつけることが目的なんじゃないかとしか思えないのだが、取り引きがデカイ場合は何と難癖をつけられようが、ただひたすら、頭を下げたまま、嵐が過ぎ去るのを待つしかない。こちらに落ち度があるなしは全く関係がないのだから、理不尽だと思うことすら許されない。そういう客がたまにならばともかくも、やたら掃いて捨てるほどいるのだから、ウチの業種、ストレスの度合いはかなり高いんじゃないかと思われる。実際「務まりません」とやめてく人間のなんと多いことか。
 それでも血気盛んな若い人は、そういう理不尽な客に食ってかかったりしていくことがよくある。気持ちは分かるが、それで肝心の取り引きがうまく行かなくなったら。個人の責任ではすまない。理想を訴えるのは決して間違っちゃいないが、間違ってないからと言って、結果が悪く出てしまっては、損するのはこちらなのだ。そのあたりのリクツが、若い人にはなかなかわかってもらえない。だもんで、結局若い人のフォローというか、尻拭いをさせられることが近年とみに多くなってきているのだけれど、それだけ私がトシを取ったってことなのだろうね。
 実際、あまりにそういう経験が多くなると、「怒る」という感覚事態がマヒしてくるのである。どんなクレームが来ても、それに対するマニュアルが脳内にできあがってしまっていて、「仰せごもっとも」で流してしまうようになる。少しは気概というものがないのか、と誰ぞから叱られそうだが、何だか最近は感情自体がどんどん希薄になっていくようで、これで果たしていいもんかな、という懸念も確かになくもない。実際、チックがこうしょっちゅう起こるということは、心のどこかに「ひずみ」が生まれてきているのだ。
 実際、私は例のトンガリさんに対しても、「困って」はいるけれども「怒って」はいない。これまでにも、ちょっとここでは書けないくらいトンデモナイ人に迷惑を被ったことは多々ある。実はトンガリさんはまだ「軽い」方なので、「これくらいは苦労のうちには入らないなあ」なんて感じているのである。それが既に、「感覚がマヒしている」ということになるのだろう。……やっぱ「負け組」かなあ、オレ(T∇T)。


 こないだからずっとしげは「『デカレンジャー』が見たい」、と言っているのだが、いつも朝寝坊をしているので、見られたためしがない。今日も「『デカ』やってるぞ」と声をかけたのだが、「今、マンガマージャンやってるから」と寝惚けて起きてこない。なんだその「マンガマージャン」ってのは。寝言で答えたのだが、2冊のマンガを揃えるとポンになるのだそうな。えらく面積を取りそうなゲームだけれど、楽しいのかそれは(-_-;)。
 『レジェンズ』が始まるころにようやく起きてくるが、「これ、結構面白いよ」と誘ったのだが、あまりいい反応はせず。こういうややはしゃぎ過ぎに見える作品はイマイチしげの趣味に合わないようだ。


 しげが練習に出かけた昼どきは午睡を貪る。
 夕方、ハカセより呼び出しの連絡あり。ここんとこずっと練習に顔を出そうと思いながら寝過ごすことが多かったので、イブニングコールを頼んでおいたのである。ところがこういうときに限って、ちゃんとその前に目覚めているのだ。全く、自分のからだが当てにならんことだ。
 運動も兼ねているので、歩いて千代町のパピオBルームまで。今日の出席者は、桜雅嬢、穂稀嬢(ハカセ)、カトウくん、鴉丸嬢、其ノ他くん、しげ。キャストは全員揃っているので、セリフを少し聞かせてもらうが、もちろんまだまだノリも悪く、芝居にはなっていない。けれど実際にナマで聞かせてもらうと、ここはセリフがムダ、ここはツッコミが必要、というのがよく分かる。できるだけ丹念に練習に顔を出して、うるさくならない程度に口を出した方がよさそうだ。来週からできるだけ昼寝はしないようにしよう(^_^;)。
 帰りに入れ替わりで練習に来たラクーンドッグさんから、今度客演する芝居のチケットを売ってもらう。いろいろご協力を頂いていることもあり、この芝居もぜひ宣伝して差し上げたいのだが、ちょっとできかねる事情があるのでここでは紹介しません。ラクーンさん、理由はおわかりだと思いますが、ごめんなさい。
 帰り道もずっと歩き。ちょうど1時間くらいで帰り付くので、散歩の時間としては適度。でもこれだけ運動しても、そのあとでメシを食えば確実に体重は増えるのだ。全くどうしてそこまで脂肪を溜めたがるかな、オレのからだ(-_-;)。

2003年05月09日(金) すっ飛ばし日記/すれ違いな二人
2002年05月09日(木) 明日は誰の夢を見るかしら(^o^)/『スーパーまるでん』3巻(森下裕美)ほか
2001年05月09日(水) 病気で寝ててたいして書く事ないはずなのに(^_^;)/『死神の惑星』1・2巻(明智抄)



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