無責任賛歌
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| 2003年04月03日(木) |
地元企業救済旅行(^o^)/葉加瀬太郎プロデュース「フォーシーズンズ・イン・ザ・スカイ」 |
職場にパソコンが導入される(やっとかよ)。 とは言っても、ウチは職種が特殊なので、インターネットにセキュリティがかかっていて、全てのサイトが見られるようになっているわけではない。社員が私用でろくでもないサイトに行ったりしないようにってことなんだね。ケチ臭い気はするが、実際ネットを散策してみると、昼日中から堂々とエロサイトにアクセスしてるサラリーマン連中ってやたらいるしなあ。カネが絡むことだから、まあしようがない。 けれど、今日試運転(って言い方でいいのかな?)してみて、行けるサイトと行けないサイトとの境界線と言うか、基準がどこにあるのかよく分らなくなった。 例えば、オタクアミーゴスのお三方のうち、岡田斗司夫さん、唐沢俊一さんのところには行けるが、眠田直さんのところには行けないのである。業者の話によればキーワードでサイトを選別してるそうなのだが、まさか『クレヨンしんちゃん』が禁止キーワードに引っかかっているのか。何となくありうる気もするから怖いなあ(^_^;)。でも少なくとも「オタク」は禁止キーワードになってないらしいことは分った(^o^)。 山本弘さんとこもダメ。まあこれは引っかかるキーワードがごちゃまんとある気がする。けれど野尻抱介さんとこも栗本薫さんとこもダメである。まさか「SF」が禁止キーワードになってるのか。 ちなみに、ウチの演劇ホームページ「演劇集団P.P.Produce」も閲覧できない。これはこの日記の第1回をお読みいただければ、私が職場からどれだけ睨まれてるかお判りいただけようから、当然の措置であろう。「藤原敬之」の名前が禁止キーワードになっているのだろう(ほかの演劇サイトは閲覧できるのである)。 となるとかえって困った事態になる。職場から身を隠すために作った「A久K次郎」というHNだが、これは禁止ワードにはなっていないのだ。つまりこの日記、職場から自由に閲覧できてしまうのだ。何かのきっかけで「藤原=A久」であると職場の連中が気付いたら、ここでの内容がまた全部バレてしまうのだ。 何度も書いてるように、私は職場に関して一切固有名詞を出していない。なのに難癖つけまくられて、仕方なく譲歩してやったのである。また痛くもない腹を探られるのはイヤなので、これはもう閲覧できなくなるように名前を元の「藤原敬之」に戻した方がいいよなあ、と思った。 もともと「A久K次郎」って、全く愛着のないHNだったから、これはもう永久に使うことはあるまい。この名前が好きだっていう人ももしかして少しはいるかもしれないが、「どっちの名前で呼べばいいの?」って気遣いをさせる必要はなくなったんで、これでヨシとしてほしいのである。
列車の時間があるので、会議を10分で抜けだして迎えに来ていたしげの車に乗りこんで、いったん帰宅。それから博多駅に向かい、一路ハウステンボスへ。 いつも列車内では本を読むのが習慣なのだが、しげが「一緒に旅行に出てるのにほったらかされてる」とブーイングするので、仕方なく遊んでやる。と言ってもシリトリですが。 語彙力がないのでしげ、すぐに詰まる。おかげで私のほうがほったらかされる形になった(^_^;)。
ハウステンボスに到着して、まずはホテルへ。 予約したのは「フォレストヴィラ」ってとこで、案内には「美しい森と湖に抱かれ、静かにたたずむ別荘風コテージ。リビングルームと寝室からなるメゾネットタイプで、全105戸。ファミリーでの利用に最適」とある。なるほど、長屋式になってるが、部屋というより二階建ての小さな別荘だ。 しげ、早速リビングで安楽椅子に寝そべったり、4人分あるベッドからベッドへとトランポリンよろしく飛びまわる。子供か。 半額券で来て一人一泊、一万三千円。高いだけのことはあるが、逆に言えば半額券じゃなきゃ泊まれね〜よ、こんなとこ(-_-;)。
疲れていたので、ひと寝入りして7時過ぎから場内をうろつく。 夜のショーのメインは、ダンサーたちによるナイトパフォーマンス「ソング・オブ・フラワー」に続いて、葉加瀬太郎プロデュース「フォーシーズンズ・インザスカイ」。多少風は強かったが(荒天中止なのである)光と音と花火の満天ショーは見応えあり。 ビバルディの「四季」に合わせて撒きあがるスモークとレーザービーム。でもなぜかクライマックスの花火の100連発だけが「歓喜の歌」。まあ楽しかったからいいけどちょっと定番過ぎないか。 そのあとおとな〜な雰囲気のバー「ムーンシャワー」で、烏龍茶を飲みながら(だからカクテルなんて飲めないんだってば)、ジャズミュージカル。ヨッパライのひと世の夢をマイムとダンスで語る。まあダニー・ケイの『虹を掴む男』だね。そう言えば演じてる外国人もちょっとダニーに似てたな。
2001年04月03日(火) ボクの地震、キミの地震/ドラマ『陰陽師』第一回ほか
| 2003年04月02日(水) |
ハカセ暴走!/『漫画アクション増刊 9人の宮本武蔵』/『手塚治虫マガジン』5月創刊号 |
今日もしげには朝送ってもらえず。 明日からハウステンボスに行く予定なのだが、今日、いきなり「明日、会議を開きますよ」との連絡。ちょっと待てやい、明日はもともと何の予定も組まれてなかったではないか。年度初めからこの行き当たりばったりの無計画ぶりはなんなんだ。 宿はもう予約済みだし、もちろんそんな会議はサボって、予定通りハウステンボスに行くのである。実際サボったって、あとでなんとかなるこたぁ分ってるし。昼メシは職場の近所の定食屋で、イカ天&ラーメン。えらく混雑していて、隅の席でちっちゃくなって食う。客はみんなどこかビンボ臭いし、厨房はなんか汚らしいし、けれどこじゃれたファミレスより私はこういう雰囲気のほうが実は好きなのだ。昭和40年代ぽくってね。
帰りの迎えの車の中で、しげからまたまた穂稀嬢の天然話を聞く。 一般常識すら殆どない穂稀嬢であるが、珍しく練習中にウンチクを垂れたそうである。 コメディの話をしていて、しげが「チャールズ・チャップリンよりもバスター・キートンのほうが好きだな」と言ったところ、いつもは「誰ですかそれ?」と無知無教養ぶりを晒してる穂稀嬢が、「あ、知ってますよ、キートン」と言ったそうな。 「ハカセがキートンを知ってる、すごい!」とその場にいた誰もが驚いたのだけれど、鼻高々になって続けて言った穂稀嬢のセリフは。 「それくらい知ってますよぉ。『MONSTER』の作者でしょ? マスター・キートン」 ……まあ、なんつーかね、散々弄んだ末にボロクズのように捨てても男が何の精神的痛痒を感じない女というのはこういう女を言うのだろうな(-_-;)。
帰宅して、ちょこちょことハウステンボスに出かける準備。けれどしげは、9時からバイト先の人たちとカラオケだというのでスタコラ出かけてしまう。間に合うのかよ。 ひと息ついてテレビで『世界危険映像まる見え恐怖の怪奇事件大捜査スペシャル』。どこぞの大臣が、原始人をでっち上げた話とか、実は殺人鬼だったベストセラー作家の話とか(名前失念。読んでみたいぞ)。 この番組、結構コマメに見てるんだけど、やっぱり「もっと詳しく知りたいなあ」と思うくらいに事件を駆け足で紹介している。参考文献とかを最後にテロップで流してくれたら嬉しいんだがなあ。
『漫画アクション増刊 9人の宮本武蔵』(双葉社・350円)。 アカラサマな『MUSASHI』ブーム便乗企画本だけれど、アンソロジーとして充分楽しめる。小島剛夕、山上たつひこ、星野之宣、二階堂正宏、モンキー・パンチ、山松ゆうきち、黒鉄ヒロシ、水木しげる、石ノ森章太郎の9人のうち、私の好みはやっぱり水木しげるのもの。この人は武蔵をただの「ハッタリ屋」と捉えており、決して「剣豪」としては描かなかった。実像はこれに近いんじゃないかな。ついでにつげ義春の武蔵ものも収録してほしかったな。
『手塚治虫マガジン』5月創刊号(kkベストセラーズ・390円)。 まるごと手塚治虫って企画、昔もなかったかな。当たらなかったって記憶あるけど、どれだけアトムブームに乗れるものなのか。 収録作は『ブラック・ジャック』も『アトム』も『どろろ』もほかの短編も全部読んでるので、グラビア以外は面白味なし。単行本未収録の短編とかもっとあるはずだぞ、そういうの発掘してこんかい。
2002年04月02日(火) だから仮病じゃないってば/DVD『京極夏彦・怪 隠神だぬき』ほか 2001年04月02日(月) 桜の森の満開の下/『イギリス人はおかしい』(高尾慶子)ほか
| 2003年04月01日(火) |
K嬢のえっちな絵/『戦国秘帖 黒の獅子』vol.1(永井豪)/『20世紀少年』12巻(浦沢直樹) |
昨晩、しげは、知り合いの青磁さんの所属する劇団天地会の旗揚げ公演『天使は瞳を閉じて』を見に、北九州まで出かけていた。 でもって、今朝もしげは朝帰り。 それはまあいいんだけれど、帰るなり布団に潜りこんで、「心臓が苦しいから」と言って、職場まで送ってもらえなかった。具合が悪いなら仕方ないけれど、急だとタクシーが拾えないときがあって困るのである。時間ギリギリに職場に到着。こういう掛け込みはしたくないんだけど。
仕事、めちゃ忙し。四月に入ったんだから当たり前だけれど、去年より仕事が増えている。っつーか、私を買ってくれてる上司が、ある人のポストを取り上げて、いきなり私にくれたのである。あああ、あのねアナタ、そんな人の恨みを買うこと、私になんの相談もせんと……(@@;))))〜〜(((((;@@)。 前途多難なことである。
しげ、帰りは迎えに来る。 コンビニに立ち寄った時に、某エロ雑誌に鴉丸嬢のイラストが載ってるのを見せられる。きれいではあるがいわゆるアニメ絵で肉感がない。「アゴの線が閉塞線になってるからだよ。こうすれば」と指で輪郭線を少し隠してしげに見せると、「あ、そっちのほうがすごくいい」と言う。まあこれも経験値の差だ(何のだ)。
晩飯はスパゲティを作って食う。つまりはコンビニ弁当も買えないほどに貧乏になったということだ。……まだ月初めじゃん。我ながら人としてどうかと思う(^_^;)。
マンガ、永井豪『戦国秘帖 黒の獅子』vol.1(嶋中書店/Primoアイランドコミックス・500円)。 永井豪のデビュー前の習作をリメイクしたものが復刊。ターミネーターの先取りとか無理やり評価しようって向きもあるようだけど、連載当時から「今さら忍者モノにSFを合体させるってのもなあ」って印象で「古臭かった」んである。しかも、永井マンガの悪いクセで、後付けの設定がどんどん出て来て、ストーリー上の矛盾が一番ひどかった(勢いがあるときはそれも気にならないんだけどね)。それでもこのころまでは一生懸命、永井豪を追いかけてたんだよな。今はもう……。
マンガ、浦沢直樹『20世紀少年』12巻(小学館/スピリッツコミックス・530円)。 何と言っても今巻のキモは春波夫ですね。てっきりギャグキャラとして登場かと思ったらしっかりシリアスしてオイシイとこ抑えてるんだからなあ。こういうキャラ造りができるところが浦沢さんのストーリーテラーなとこなんである。関係ないけど三波春夫には21世紀まで生きててほしかったなあ。 でも「ともだち」の正体、ホントにフクベエだったんだろうか。も一つ裏があると思うんだけど、フクベエは実は催眠術で操られてたってオチにはしてほしくないなあ。
2002年04月01日(月) 心機一転?/映画『ビューティフル・マインド』ほか 2001年04月01日(日) 四月バカ/『ブンカザツロン』(唐沢俊一・鶴岡法斎)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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