あおい世界
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昨日は有休を取り、映画を観たのですが、 何と同じ劇場で、続けて2本観ました。
2本目は、実話を元に作られた 『茶飲友達』。 約10年ほど前、 高齢者売春クラブが摘発されたという事件だったようですが、 その背景にはたくさんの社会的問題がありました。 高齢者の孤独、万引き、ギャンブル依存、 若者も不倫、親との屈折、将来への不安などを抱えた中、 このクラブを経営する20代のマナは、 そんな集まりをファミリーと呼び、 やる気や生きる希望を見出そうと奮闘していました。 しかし結局最後はみんな離れ離れ。 逮捕されたマナは事情聴取の際、 自分の寂しさを埋めるために利用したのだと言われていましたが、 それはマナに限らず、みんながそうだったのだと思います。 ただ、寂しさを紛らわすだけの関係は、 一見、よりどころとなりうる大切で尊い繋がりに見えますが、 何かが起きたとき、とても脆く、希薄で、 頼りにならない関係ということも見えてきました。
寂しい人たちが増えているのは事実でしょうが、 たくさんの人と集っていたとしても、一人は一人。 その個の力を付けないと弱くなっていくのだろうなと思いました。
続けて2本観たわけですが、 どちらも本当に重いテーマで考えさせられました。 そしてあたしは恵まれているし、 これからも胸を張って、元気に過ごしたいなって、 心の底から思いました。
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