あおい世界
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2016年04月14日(木) |
本■玄米パンとれんげ荘と料理本。 |
最近お気に入りの群さんのデビュー作はどんなのだろうという興味で、 『午前零時の玄米パン』 を借りてみました。 30年ほど前の作品なので、時代の古さはありますが、 かえってそれが懐かしくもあり、それなりに面白かったです。 内容は、『ぬるい〜』 『ゆるい〜』 とほぼ同じで、 年齢を重ねてゆくことへのあれこれが書かれていました。 あれ、そんなに前からそう思っていたの?という感じもありますが…。 ということでエッセイはもぅいいやってことで、次は小説を2冊選んでみました。
最初に読んだ 『れんげ荘』 の主人公は45歳独身女。 実家住まいのキャリアウーマンだったキョウコは、 仕事も口うるさい母親も嫌になり、おんぼろアパートのれんげ荘で、 貯金から月々10万円を切り崩すという生活をする話。 そこで出会った人と、無職の自分に向き合う姿が描かれていました。 45歳といったらまだまだ隠居の年齢ではないので、 共感できない部分もありましたが、 物語としてはこういう人もいるのねとまぁまぁ面白く読みました。
続編の 『働かないの−れんげ荘物語』 は、 れんげ荘に住み続けている48歳になったキョウコが、 自分を否定したり肯定したりしつつ、楽しみを見つけていく内容。 こちらも、なんか勿体ないなーと思うことが多かったのですが、 それだけハードな仕事で、 捻くれた人間関係に身を置いていた反動なのだということと、 血縁とはいえ、母親と相容れない状況というのは、 現実的に有り得ることだと頷きながら読みました。
最後に、井上かなえさんの 『てんきち母ちゃんの毎日ごはん 3』。 延長して4週間借り、キッチンで時々パラパラと見ていました。
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