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2006年07月18日(火)
  斑鳩紀行 <画像あり>

 今日も雨降り。当初は吉野方面へ行こうと思っていたんですが、これだけ降り続く雨の中山へ行くのは嫌だなぁと思い、行き先を法隆寺へ変更。その周辺を巡ることにしました。斑鳩方面は11年ぶりかな。

 まずは風神・龍田大社へ。山を越えれば比較的すぐ関空なので、上空を大きな飛行機が西へとたくさん飛んで行きます。出来たての祈祷参集殿の入口には「神風」の扁額。小雨が止むことなく降り続いているけど、風はない風神の境内です。


龍田大社と境内より飛行機。

 法隆寺の門前でお昼を食べ(御蔭で無料で駐車できます)、法隆寺の境内へ。そこの門、そこの壁、そこの塔。片っ端から千数百年前のものと思うと血圧上がりますね。拝観料は1000円と破格のお値段ですが、西院伽藍と東院伽藍共通、しかも百済観音を安置(展示?)する大宝蔵院も含めてこの価格なんだから納得でしょう。まずは西院伽藍の拝観です。

 立ち並ぶ中門・五重塔・金堂・回廊、その全てが和銅元年前後の再建とされる世界最古の木造建築。中心やや下が膨らんだとっくり型のエンタシスの柱におもわずすりすり。安定感のある五重塔は、東寺や薬師寺のものよりどっしりしてて私は好きかも。各層が10・9・8・7・6の逓減率で構成されている故の安定感だとか。初層の屋根と裳階の間にいる天邪鬼みたいなのも可愛いなぁ。

 西院伽藍を出て東室聖霊院で御朱印を頂き、続いて大宝蔵院へ。ここは前に来たときはなかったです(1998年竣工)。何しろ世界遺産法隆寺。建物だけでも博物館級なのに、国宝・重文クラスの仏像や工芸品もここで拝めてしまうなんて贅沢だわ。中央の百済観音堂に安置される百済観音(国宝)は正直好きになれないのだけど(大宝蔵院は流浪の仏・百済観音を安置するために作られたのです)、西宝蔵に展示されている夢違観音(国宝)や数多くの白鳳仏はいいですねぇ。ビバ白鳳仏! 東博にある法隆寺献納宝物の金銅仏大好きの私としてはたまりませんよ。

 他にも百万塔(重文)や玉虫厨子(国宝)なんかも堪能して、東院伽藍へ。目指すは聖徳太子が宮を営んだ跡地に建つとされる夢殿です。夢殿の本尊・救世観音は別名「上宮王等身観世音菩薩」即ち聖徳太子の等身大であると言われています。今でこそ春と秋に御開帳がありますが、昔は90mもの布でぐるんぐるんに巻かれていた超秘仏です(見たら祟りがあるとされてたんだと)。ええ春と秋。即ち今は見れません。
 どうでもいいんですが、夢殿だ救世観音だ言ってると「カルラ舞う!」の飛騨怨霊絵巻の話ばかり頭に浮かびます。


左、法隆寺西院伽藍(中門と五重塔)。右、東院伽藍(夢殿)。

 夢殿を出てそのまま西へ向かい、お隣の中宮寺へ。此処に参拝するのは初めてです。中宮寺と言えば天寿国曼荼羅繍帳(聖徳太子の夫人・橘大郎女が太子が往生している天寿国を釆女に刺繍させたもの)とアルカイックスマイルの弥勒菩薩半跏像が有名ですね。どっちも国宝ですが、前者は本物は奈良国立博物館に出陳されていて、此処にあるのはレプリカです。後者は昭和43年に落慶した池に浮かぶ本堂内で本物が拝めます。コレ、国宝指定の官報告示は「木造菩薩半跏像」で元は弥勒菩薩として造立されたものらしいんですが、寺伝では如意輪観音となってます。まあ如意輪だって観音「菩薩」だけどね。
 本堂内には入口に座ってる女性と私しかおらず、アルカイックスマイルをのんびり眺められました。

 それから近くの法輪寺と法起寺へ。まずは法輪寺。車の中で雨が強くなったので、少し弱まるのを待ち、境内へ。奥にある講堂内で飛鳥時代や平安時代に作られた重文の仏像さんがお待ちです。一丈一尺八寸(360cm)という大きな十一面観音が一際目を引きます。そこで思わず妙見堂落慶記念の散華を購入。鳳凰・十二宮・北天の星座が描かれた3枚セットで1,000円です。関係ないけど、私は民俗の人なので「散華」と聞くと頭の中で「サーンゲサンゲ、六根清浄」と掛け念仏が響きます。この「サンゲ」は「散華」ではなく「懺悔」なんだけど、音は同じだからねェ(病気)。

 続いて法起寺へ。ここの三重塔は706(慶雲3)年に建立されたといい、現存最古の三重塔です。でも法輪寺の旧三重塔(昭和19年に落雷で全焼)は7世紀末建立らしく、元はこっちが最大最古だったみたい。落雷全焼は残念だなぁ。


左、中宮寺。右、藤ノ木古墳。

 それから藤ノ木古墳を車窓から眺め、龍田神社に寄り、ついでに去年廣瀬大社の帰りに寄った激安スーパーにも寄って帰りました。相変わらず安いけど、広島に戻るまではまだ日があるので飲み物やお菓子くらいしか買えないのが残念。


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・過去の「今日」。

2005年07月18日(月) 夏本番 <画像あり>
2004年07月18日(日) そして関西へ−交野荒行編 <画像あり>
2003年07月18日(金) カテキン入門

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