無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2005年11月02日(水) いたたた、たたた/ドラマ『花より男子』1,2話/『ヒッカツ!』1巻(矢上裕)

 最近、気に入っているCM。
 日本生命の「二つあるといい」ってやつだけど、ホンモノのネコとネズミで『トムとジェリー』をやってくれてるんだね。一部CGは使ってるんだけれど、ネズミが壁の穴に逃げ込んで、その前でネコがネズミが出てくるのを待ってる姿勢が、もうトムさんそっくりで、尻尾振ってる後姿が可愛いの可愛くないのったら。
 って、アニメの方がネコの動きをトレースしてるんだけどねえ。


 「はてな日記」の方にも書いたのだが、朝目覚めて足を伸ばした途端に足が攣った。
 ちょっと痛いとかそんな程度ではなく、足を床に置こうと動かしただけで激痛が腰まで走る。こりゃ、本気で仕事に行ける状態じゃないと、職場に「1時間ほど遅刻します」と連絡を入れる。最初はしげに「動けないから、お前が職場に連絡してくれ」と頼んだのだけれど、しげは、携帯をかけたら私に押し付けてきた。まあそれでも構わないんだけれど、ちょっとくらいこちらの疲れを軽減させてやろうという気遣いがほしいものである。
 ようやく足が動かせるようになって、職場に向かう途中の道で、偶然、出張に向かう上司とすれ違った。挨拶を交わしただけですれ違ったが、そのとき、上司が「わかってるよ」という感じの視線を向けたのがちょっと気になった。上司にはうちの家庭の事情をいろいろと説明しているので、もしかしたら“必要以上に”こちらの状況を悪く受け取っているのかも知れない。今日のは、足が攣っただけなんだけど(苦笑)。


 急にまたサイトのアクセス数が増えたなあと思ったら、URLがいくつかの箇所にリンクされていたのだった。私はこうして日記を「公開」して誰にでも読めるようにしているので、もちろんどんなにリンクを貼られようが引用されようが、それが引用目的であれば何も文句はないという姿勢である。
 ただよう、その引用されてた部分がよう、やたら漢字の誤変換が多かったとこで、でもそういうのを私が訂正しようとしたら、しげが「卑怯者」って怒るんで(この理屈が分からない)、まあ、意味は何となく通りはするからいいか、と放置しといたのだ。まさかそこが引用されるとは。
 さすがにちょっとこれはなあと、文章には手をつけずに、何ヶ月か以前の日記を書き直したのだが、既に引用されちゃった部分は訂正のしようがないのである。やっぱり、書き損ないくらいは訂正させてほしいんだけどねえ。別に恥ずかしいからってことじゃなくて、単に間違いは訂正するのが当然だからである。


 夜中に、職場にコンタクトのレンズケースを忘れてしまっていたことに気がつく。
 もう取りに行くこともできない時間で、しかも明日は休日。これはもう、今日は寝ないで、コンタクトをつけたまま、明日朝一番で薬局に駆け込んでレンズケースと洗浄液を買うしかないと覚悟する。とんだことで徹夜しなくならなくなっちまったよ(汗)。


 ドラマ『花より男子』一話、二話。
 なんと再放送をしてくれたので、見逃してた一話を見られた。少女マンガの実写化って、昔は「マンガのキャラと人間とじゃイメージが違い過ぎ〜!」と文句付けられることが多かったんだけど、それがなくなってきたってのは、イケメンの若手俳優が増えたからってことなのかな。
 ドラマは良くも悪くも典型的な少女マンガなんで、つくし(井上麻央)がどんなにお金持ちの坊ちゃん嬢ちゃんに反抗しても、最後はくじけて男の子に助けられちゃうのである。要するにやっぱりシンデレラ願望マンガ。夢なんて見るなよって言ったって夢見るしかないのが日本の女の子が置かれている不幸な現状なんだから、これ以上、文句を付けるのは控えておきましょ。
 でも(笑)、井上麻央は、こないだの『火垂るの墓』にも出演してたけど、ヒロインとしてはちょっと華がないんとちゃうかなあ。


 アニメ『蟲師』第二話「瞼の光」。
 一話に劣らぬ作画クォリティだが、やはりアニメーションにした途端に、マンガの持っていた、どこか世界そのものが頼りなげに見える描線の味わいは全く失われてしまっている。全く、誉めていいんだか貶していいんだが、判断に困るアニメーションだ。
 ギンコのセリフも、声質(高すぎ)、間(やや早過ぎる時多し)とイントネーション(「蟲」が時々「無視」っぽく聞こえる)など、どうもズレているように思えてならない。今ひとつ自然になりきれてない感じなんだよね。


 マンガ、矢上裕『ヒッカツ!』1巻(メディアワークス)。
 前作の『Go West!』の出だしが突拍子もなくて無茶苦茶面白かったので、今度の新作はつまんなくはないけれど、うーん、もっとはじけてくれないかなーという印象。
 いや、もちろん、「必殺技」ならぬ「必活技」を編み出そうとする主人公、ショータのキャラクター、格闘技もののパロディキャラとしては充分面白いんだけれども、今は心ならずもただの破壊魔であっても、いつかは「必活拳」を発明しちゃうんだろうなあと先を予想しちゃうと、なんか今ひとつストーリーに乗り切れなくなってしまうのである。
 他のレギュラーキャラもなんかもうちょっと。押しかけ女房キャラのモモコも、詐欺師のカンジも、どこかで見たようなキャラで、新味にかける。ま、2巻以降の展開次第だなと思う。

2004年11月02日(火) 会議は怒る/アニメ『岩窟王』第1回
2002年11月02日(土) トイレはなが〜いお友達/映画『ザ・リング』/DVD『北京原人の逆襲』
2001年11月02日(金) スカートの下のお花畑/『HUNTER×HUNTER』13巻(冨樫義博)/『20世紀少年』7巻(浦沢直樹)ほか
2000年11月02日(木) 部屋片付けてたらあちこちから○○が……/『古館伊知郎トークブルース・お経』



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