無責任賛歌
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記




ホームページプロフィール掲示板「トーキング・ヘッド」メール
藤原敬之(ふじわら・けいし)

↑エンピツ投票ボタン(押すとコメントが変わります)
My追加


2004年07月01日(木) 病みあがりの人生

 体調は万全でないものの、今日は何とか出勤。
 けれど、目眩と頭痛と吐き気は一日中治まらず、溜まった仕事を片づけながら気分はずっと鬱のままだった。
 出入りの業者さんと、トンガリさんのことであまり嬉しくないやりとり。取り引きのいろいろ、これまではトンガリさんを通してやってたのだが、いろいろと芳しくないことをしてくれていたので、直接、私と交渉するようになっているのである。こないだの会議で、「私が悪いんじゃない、業者が困ってたから……(これ以上は書けねえ)」と自分のナニを全て業者におっかぶせようとしてたんで、このままじゃ自分の方がヤバい、と業者さんも勘付いたのだろう。
 ともかく、現在、経理のいろんなところでブラックボックスができちゃっているので、そこを透明にしていかなきゃならないんだけど、肝心なところでトンガリさんがバックレてくれるので、結局は誰かが手助けしてやらなきゃならなくなる。
 ナニが腹立つって、そうやって助けてもらってる本人が、まるで自覚がないってことなんだけどね( ̄△ ̄#)。

 バスに乗って帰る元気はなかったので、しげに迎えに来てもらう。
 レストラン「さとう」でステーキ。今週は栄養もロクに取れなかったので、ダイエット中とは言え、ある程度補給は必要なのである。
 その前に出すもの出しとかないと、と、注文をしげに頼んでトイレに行った。ちょっとリキが入っていたので(^_^;)、10分ほどして席に戻る。
 「料理まだ来てないの?」
 「あ……ごめん。まだ注文してない」
 「……どうして? かなり時間経ってるのに」
 「ぼーっとしてた……」
 なんだか、様子がヘンである。とりあえずウェイトレスさんを呼んで料理の注文をして(呼ばないと聞きにこないというのも困りものだ)、どうしたのかわけを聞いてみる。
 「寂しかったと。家で泣いてた」
 ……なんか、また鬱にハマりこんじゃったらしい。こちらの体調が快方に向かい始めたかなあと思ってたら今度はこっちか。全くココロの休まるヒマってものがない。
 原因はなんだとか、いろいろ食っちゃべってるうちに、しげ、落ち付いてくる。と言うより、ステーキ食ってるうちに、気分がよくなってきたと言ったほうが正しいかもしれんが。

 帰宅して、しげ、DVD『鋼の錬金術師』を見始めたが、クスリを飲んでいたの1話も見ないうちに落ちる。居間を殆ど占拠するような感じで寝こいていたので(スタイルの具体的な描写は恩情で省略)、無理矢理叩き起こして寝室に行かせる。けれどこちらも体力が限界で、そのあとコロッと落ちたのであった。


 読んだ本、阿智太郎『住めば都のコスモス荘』(やっと原作読んだのである)、マンガ、目黒三吉『低俗霊DAYDREAM』6巻、石森章太郎プロ『銭形平次捕物控』1巻。


 米国映画協会(AFI)が、映画音楽歴代ベスト100を発表。
 ……したんだけど、ラインナップ見てみると、これがどうも釈然としない。いや、1位の『虹の彼方に』、2位『「時の過ぎゆくままに」、3位の『雨に唄えば』などは順当で、納得もするのである(ボーカル曲のみの選出なので、音楽のみの作品のノミネートはなし。だから『エデンの東』や『第三の男』は入って来ていない)。」
 でも、例えば、『卒業』から選ばれたのが『ミセス・ロビンソン』の方で、『サウンド・オブ・サイレンス』が無視されてたり、なんで『南太平洋』から『バリ・ハイ』が選ばれてないんだよ、とか、マリリン・モンローで50位までにランクインしているのが『ダイアが一番』だけとか(『愛されたいの』は? 『帰らざる川』は?)、かなりな「見落とし」があるように思うのである。チャップリンの『ティティナ』が入ってないってのは、やつぱりチャップリン好きってのは日本特有の現象だってことなのかねえ。
 下に50位までのリストを書いておくので、みなさんのご意見もうかがいたいところなのである(さすがに100位まで書き写す元気はなかった)。


1、『虹の彼方に“Over the Rainbow”』(ジュディ・ガーランド)
   ……『オズの魔法使』(1939)
2、『時の過ぎゆくままに“As Time Goes By”』(ドゥーリー・ウィルソン)
   ……『カサブランカ』(1942)
3、『雨に唄えば“Singin' in the Rain”』(ジーン・ケリー)
   ……『雨に唄えば』(1952)
4、『ムーン・リバー“Moon River”』(オードリー・ヘプバーン)
   ……『ティファニーで朝食を』(1961)
5、『ホワイト・クリスマス“White Christmas”』(ビング・クロスビー)
   ……『スイング・ホテル』(1942)
6、『ミセス・ロビンソン“Mrs. Robinson”』(サイモン&ガーファンクル)
   ……『卒業』(1967)
7、『星に願いを“When You Wish Upon A Star”』(クリフ・エドワーズ)
   ……『ピノキオ』(1940)
8、『追憶“The Way We Were”』(バーブラ・ストライサンド)
   ……『追憶』(1973)
9、『ステイン・アライブ“Stayin' Alive”』(ザ・ビー・ジーズ)
   ……『サタデー・ナイト・フィーバー』(1977)
10、『サウンド・オブ・ミュージック“The Sound of Music”』(ジュリー・アンドリュース)
   ……『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)
11、『去って行った彼“The Man That Got Away”』(ジュディ・ガーランド)
   ……『スタア誕生』(1954)
12、『ダイアが一番“Diamonds Are a Girl's Best Friend”』(マリリン・モンロー)
   ……『紳士は金髪がお好き』(1953)
13、『ピープル“People”』(バーブラ・ストライサンド)
   ……『ファニー・ガール』(1968)
14、『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン“My Heart Will Go On”』(セリーヌ・ディオン)
   ……『タイタニック』(1997)
15、『チーク・トゥ・チーク“Cheek to Cheek”』(フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース)
   ……『トップ・ハット』(1935)
16、『スター誕生愛のテーマ“Evergreen (Love Theme from A Star is Born)”』(バーブラ・ストライサンド)
   ……『スター誕生』(1976)
17、『踊り明かそう“I Could Have Danced All Night”』(オードリー・ヘプバーン)
   ……『マイ・フェア・レディ』(1964)
18、『キャバレー“Cabaret”』(ライザ・ミネリ)
   ……『キャバレー』(1972)
19、『いつか王子様が“Some Day My Prince Will Come”』(エイドリアーナ・キャセロッティ)
   ……『白雪姫』(1937)
20、『恋は永遠に“Somewhere”』(ナタリー・ウッド&リチャード・ベイマー〔声・マーニ・ニクソン&ジミー・ブライアント〕)
   ……『ウエスト・サイド物語』(1961)
21、『監獄ロック“Jailhouse Rock”』(エルヴィス・プレスリー)
   ……『監獄ロック』(1957)
22、『うわさの男“Everybody's Talkin'”』(ハリー・ニルソン)
   ……『真夜中のカーボーイ』(1969)
23、『雨に濡れても“Raindrops Keep Fallin' on My Head”』(B.J.トーマス)
   ……『明日に向かって撃て』(1969)
24、『ショウ・ボート“Ol' Man River”』(ポール・ロブスン)
   ……『ショウ・ボート』(1936)
25、『ハイ・ヌーン“High Noon (Do Not Forsake Me, Oh My Darlin)”』(テックス・リッター)
   ……『真昼の決闘』(1952)
26、『トロリー・ソング“The Trolley Song”』(ジュディ・ガーランド)
   ……『若草の頃』(1944)
27、『アンチェインド・メロディ“Unchained Melody”』(ライチャス・ブラザーズ)
   ……『ゴースト ニューヨークの幻』(1990)
28、『魅惑の宵“Some Enchanted Evening”』(ロッサノ・ブラッツィ〔声・ジョルジオ・トッツィ〕)
   ……『南太平洋』(1958)
29、『ワイルドで行こう“Born To Be Wild”』(ステッペンウルフ)
   ……『イージー・ライダー』(1969)
30、『ストーミー・ウェザー“Stormy Weather”』(リナ・ホーン)
   ……『ストーミー・ウェザー』(1943)
31、『ニューヨーク・ニューヨークのテーマ“Theme from New York, New York”』(ライザ・ミネリ)
   ……『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977)
32、『アイ・ゴット・リズム“I Got Rhythm”』(ジーン・ケリー)
   ……『巴里のアメリカ人』(1951)
33、『輝く星座“Aquarius”』(レン・ウッズ・アンサンブル)
   ……『ヘアー』(1979)
34、『レッツ・コール・ザ・ホウル・スィング・オフ“Let's Call the Whole Thing Off”』(フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース)
   ……『踊らん哉』(1937)
35、『アメリカ“America”』(リタ・モレノ&ジョージ・チャキリス・アンサンブル)
   ……『ウエスト・サイド物語』(1961)
36、『スーパーカリフラジリスティックイクスピアリドーシャス“Supercalifragilisticexpialidocious”』(ジュリー・アンドリュース&ディック・バン・ダイク・アンサンブル)
   ……『メリー・ポピンズ』(1964)
37、『星にスイング“Swinging on a Star”』(ビング・クロスビー)
   ……『我が道を往く』(1944)
38、『黒いジャガー〔シャフトのテーマ〕“Theme from Shaft”』(アイザック・ヘイズ)
   ……『黒いジャガー』(1971)
39、『酒とバラの日々“Days of Wine and Roses”』(コーラス)
   ……『酒とバラの日々』(1963)
40、『ファイト・ザ・パワー“Fight the Power”』(パブリック・エネミー)
   ……『ドゥ・ザ・ライト・シング』(1989)
41、『ニューヨーク・ニューヨーク“New York, New York”』(ジーン・ケリー&フランク・シナトラ&ジュールズ・マンシン)
   ……『踊る大紐育』(1949)
42、『貴婦人であることが幸だ“Luck Be A Lady”』(マーロン・ブランド)
   ……『野郎どもと女たち』(1955)
43、『今宵の君は“The Way You Look Tonight”』(フレッド・アステア)
   ……『有頂天時代』(1936)
44、『愛は翼にのって“Wind Beneath My Wings”』(ベット・ミドラー)
   ……『フォーエバー・フレンズ』(1988)
45、『ザッツ・エンタテインメント“That's Entertainment”』(フレッド・アステア&ナネット・ファブレイ&オスカー・レヴァント&ジャック・ブキャナン)
   ……『バンド・ワゴン』(1953)
46、『パレードに雨を降らせないで“Don't Rain On My Parade”』(バーブラ・ストライサンド)
   ……『ファニー・ガール』(1968)
47、『ジッパ・ディー・ドゥー・ダー“Zip-a-Dee-Doo-Dah”』(ジェームズ・バスケット)
   ……『南部の唄』(1947)
48、『ケ・セラ・セラ“Whatever Will Be, Will Be (Que Sera, Sera)”』(ドリス・デイ)
   ……『知りすぎた男』(1956)
49、『笑わせろ“Make 'Em Laugh”』(ドナルド・オコーナー)
   ……『雨に唄えば』(1952)
50、『ロック・アラウンド・ザ・クロック“Rock Around the Clock”』(ビル・ヘイリー&ザ・コメッツ)
   ……『暴力教室』(1955)


 個人的にナンバー・ワン・フェイバリット・ソングである『ケ・セラ・セラ』がなんとかベスト50に滑りこんでいたのは胸をなでおろしたくなる気分。『雨に濡れても』や『笑わせろ』も。
 でも100位に入ってない曲で好きなやつも結構ある。『屋根の上のバイオリン弾き』の『サンライズ・サンセット』とか、『チキチキバンバン』の同名曲とか、『モンティ・パイソン 人生狂騒曲』の『銀河ソング』とか。ベスト100には、OO7シリーズからも何曲か入ってるけど、私はやっぱり『OO7は二度死ぬ』と『ユア・アイズ・オンリー』だね。もちろんピーター・セラーズの歌う番外編『カジノロワイヤル』の方はもっとオススメ。……ああ、こんなこと書いてたらやっぱキリがないわ(~_~;)。
 50位以下の曲については、下のサイトを見てください。ただし全部原題。イヤね、ホントは全部翻訳して紹介しようかと思ったんだけど、映画のタイトルはなんとか原題知ってても、曲名までは……。ネットで調べるのも骨が折れるのよ(^_^;)。↓
http://www.afi.com/tvevents/100years/songs.aspx

2003年07月01日(火) 踊らぬ娘に踊る人々/『寄生獣 完全版』8巻(岩明均)/『エンジェル・ハート』7巻(北条司)
2002年07月01日(月) 戦争は終わった/DVD『名探偵登場』
2001年07月01日(日) 食いすぎたのは、あなたのせいよ/『コメットさん』(横山光輝)ほか



↑エンピツ投票ボタン
日記の表紙へ昨日の日記明日の日記

☆劇団メンバー日記リンク☆


藤原敬之(ふじわら・けいし)