無責任賛歌
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2004年07月02日(金) |
あいつのあたまは×××××。 |
昨日に引き続き、今日も青息吐息で仕事。 熱がちょっとぶり返してきたらしく、アタマがふらつくだけならまだしも、仕事してる最中に吐き気がして、机に突っ伏してしまう。ココロの声はもう「帰りてえ〜」だけなんだが、こういうときにもトンガリさんのイヤガラセは襲って来るのである。 こないだも「書類の書き方がどうの」とか文句言ってたので、「会議に出ねえで文句ばかりつけてんじゃねえ」と一蹴してたのだが、今日はまたまた同じことで噛みついてきたのである。 「書類の書き方って、これこれこういう風にするのが常識なんじゃないですか?」 だから私が渡してるのは元になる資料なんであって、それをきちんとした様式にまとめるのはアンタの仕事なんだってば。 相手にすればするほど腹が立ってくるので、「アンタの代理で書類揃えてやってんだから、そんなに言うなら自分でやってみろ!」と怒る。 トンガリさん、「ああ、そうですか」と言ってプイとあっちに行ってしまったが、アレは絶対に何も分かってない態度である。結局、イカレた人をイカレているからと言って辞めさせられるわけではなく(サベツになっちゃうんでしょうねえ)、どんなにおかしな行動を取られても、放置しておくしかない、ということなのであろう。……来週も会議が予定されてるんだけれども、またひと悶着あるってことじゃないの。ううう、胃に穴空くよう(T∇T)。
夕方、やや体調が持ちなおしたようなので、博多駅に回る。 「紀伊國屋」と「ゲイマーズ」を回って、DVD、文庫本、コミックなど購入。 ゲーセンでUFOキャッチャー、1000円使って、戦利品はワンピースの電波探知機二つと、ハローキティのホットケーキプレート二つ。なんで二つずつかと言うと、500円で3回やったら、一発でどちらも取れてしまったからである。こういうのがちょこちょこ溜まっていくので、キリ番ゲットのプレゼントにしようかと思ってるのだが、相変わらず申告はないのであった。実際、通りすがりさんが多いんだよなあ。
シネリーブル博多駅で映画『スイミング・プール』。 トリック自体はまあまあなんだが、脚本が「甘い」ので、ミステリーとしてはまあまあの出来ってところ。ティンカー・ベル……もとい、リュディビーヌ・サニエがすっぽんぽんになるのはともかく、シャーロット・ランプリングまで脱がんでもいいんじゃないか。
帰宅して、今日買ったDVD『カリキュラマシーン セレクション』鑑賞。 「♪シャバドゥビドゥッビ、シャビドゥバッ!♪」ってテーマソングを覚えてる人はもう三十路もはるかに越えた中年(^_^;)。ともかく、「幼児教育番組」とは名ばかり、『ゲバゲバ90分』のスタッフが再結集し、宍戸錠、藤村俊二、渡辺篤史、吉田日出子、常田富士男、岡崎友紀、桜田淳子、フォーリーブスといったクセのある面々を使って、ひたすらナンセンスでシュールなギャグ・スケッチを展開させていったというトンデモナイ番組である。 構成の中心にはあの浦沢義雄さんもいらっしゃるのだが、「各地から発見される『あいうえお』の謎」なんてネタ、絶対書いてるの浦沢さんだろうな。……謎の男が死の間際に残した「あいうえお……段……行」という謎の言葉。そして「きしちにひみいりい」「こそとのほもよろお」など、次々と発見されるプレート。そうして合体し完成された「五十音表」は国宝に指定されるも、男の言葉の謎は解かれぬまま、プレートの発見に奔走した宍戸錠は目を患い、芸者さんと「鬼さんこちら」遊びに興ずるのであった。……って子供番組のネタじゃね〜よ、これ!( ̄∇ ̄ ;) アニメーションは『ゲバゲバ』に引き続いて木下蓮三。「あいうえお」の歌ではなんとキャラクターデザインに赤塚不二夫を迎え、『レッツラゴン』をアニメ化している。……『バカボン』や『おそ松くん』は何度もアニメにするくせに、赤塚不二夫最高傑作である『レッツラゴン』をアニメにしようというやつがどうとしていないんだ、と憤ってたものだったが、ちゃんと木下さんは目を付けていたのであった。脱帽。 この歌、好きだったんだけれども、細かいところは忘れてたんで、今回確認できたのがすっげー嬉しかった。メロディー覚えてる人は歌ってみようね。
♪あいつの あたまは あいうえお かんじん かなめが かきくけこ さんざん さわいで さしすせそ たいした たいどで たちつてと なーにが なんだか なにぬねの はなはだ はんぱで はひふへほ まんなか まるあき まみむめも やーけの やんぱち やいゆえよ らくだい らくちん らりるれろ わーけも わからず わいうえお(注・「を」にあらず) ん〜!♪
当時も楽しんで見てたんだけれど、今見て古びてないってのはスゴイ。現代のコント作家、温故知新じゃないけど、もっと旧作を見ておくべきじゃないのかね。
今日読んだ本、唐沢俊一・村崎百郎『社会派くんがゆく!死闘編』、マンガ、大場つぐみ原作・桂正和漫画『デスノート』2巻、北条司『エンジェルハート』11巻、長谷川裕一・大庭園『無人惑星サヴァイヴ』2巻(完結)。
俳優、マーロン・ブランドが死去。享年80。 誰が何と言おうと、この人の最高傑作は『伯爵夫人』である。チャップリンの「動き」と「間」を“まがりなりにも”再現できた役者がいたんだから、この世に! のちの『チャーリー』のロバート・ダウニー・ジュニアとその動きを比較してみれば、その「軽やかさ」の違いは一目瞭然だ。『波止場』や『ラストタンゴ・イン・パリ』なんかより、この時のブランドの方が私はずっと好きだ。 『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』だけでこの役者の芸の広さを語るのは「もったいない」と思うよ。 え? 『スーパーマン』に『D.N.A.』? なんですか、それ。
DVD『イノセンス』が9月15日に発売されることが決まったけれど、「スタンダード版」のほかに3種類も別バージョンが出るそうである。 その内訳は以下の通り。
1、「スタンダード版」 いわゆる「通常版」。と言っても本編だけを収録するのではなく、特典ディスクとの2枚組。 本編ディスクは片面2層で、収録時間が99分。ドルビーデジタルEXとドルビーデジタルステレオの2種類で音声収録。映像はビスタサイズをスクイーズ収録、字幕は日本語のみ。音声特典として、押井守監督と演出の西久保利彦によるオーディオコメンタリーを収録予定。 特典ディスクには劇場予告編集と、15分のメイキング映像を収録。押井監督とスタジオ・ジブリの鈴木敏夫プロデューサーとの対談(約40分)も収録。
2、「リミテッドエディション VOLUME1・DOG BOX」 本編ディスクはスタンダード版とほぼ同じ。ただ、音声はドルビーデジタルEXとDTS-ESで収録。そのほかの映像や字幕、特典ディスクなどの仕様はすべてスタンダード版と同じ。じゃあどこが「ドッグ・ボックス」なのかというと、劇中に登場したバセットハウンド犬のポリストーン製フィギュア(オルゴール内臓)を同梱しているのである。欲しい人は欲しいんのかな、こういうの。
3、「リミテッドエディション VOLUME2・STAFF BOX」 収録する本編、特典ディスクはDOG BOXと同じ。封入特典として、絵コンテと脚本、アフレコ台本を同梱。
4、「コレクターズBOX」 一番「盛り沢山」なのがこれ。 収録する本編、特典ディスクはDOG BOX、STAFF BOXと同じだけれど、特典ディスクに収録したものよりもさらに長い「4時間」のメイキング映像を収録したDVD3枚(「作画編」「音編」「宣伝戦略 〜カンヌへ、そして世界へ」)を付属。 封入特典は、(1)海洋堂の竹谷隆之監修によるポリストーンとレジン製「ガイノイドフィギュア」(40cm)、(2)押井監督監修のレイアウト集「イノセンス METHODS 押井守 演出ノート」、(3)プロダクションデザイナーの種田陽平監修による「イノセンス オフィシャル・アートブック」。
……これって、1と、2〜4をまとめたもの二種類を出しゃそれでよかったんじゃないのか? あわよくばオタクに全部買わせようってハラか? まったくボリまくりやがってよう。 私が買うなら3か4かなあ。よしひと嬢が4を買うというのなら(買わないわけはないな)私は3でガマンしてもいいのだが。 2と3のリミテッドエディションは各15,000セットの限定生産で、4のコレクターズBOXは予約限定商品、予約締切は8月10日だそうな。さあ、どれを買おうかなんて迷ってる時間はないぞ、オタクな諸君(^o^)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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