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■ what a beautiful sky.
洋服屋さんの、すぬーぴーのプリントされたTシャツの言葉に、思わず動きを止めてしまった。 表情のゆるみきった、ほっとしたような顔をしたすぬーぴーの横に、なにげなくあった言葉。
『 What a beautiful sky. 』
”なんてうつくしい空なんだ ”
苦しくてもつらくても。
何があってもなくても。
空はそこにあって。
朝焼けも真昼も昼下がりも、夕焼けも宵闇も、
空はうつくしく、存在するだけで、本当は世界はうつくしい。
何があってもなくても。
私たちはそんな空を見上げて、
なんてうつくしいんだ、と。
言える私たちがあり、
こぼれるように言えるその事実にこそ。
価値があるのだと感じる。
全てをあきらめたようでいて、
全てを受け入れたような。
そうとしか生きることができないけれど、
それでもうつくしいと言えることの、
価値。
なんてうつくしいんだ、と、
改めて口にして。
捨てたものではないのだと、
世界をゆるして、ゆるされて、
生きていく私たちの、
弱くも尊いことよ。
かけがえ、なさよ。
2010年10月31日(日)
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