脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 

終わったな
楽しかったな
色々あったな
あの忙しい日々
悩むヒマも、泣くヒマもなかった あの忙しい日々
思春期だから そりゃ色々悩むさ 泣きじゃくりたくなる時もあるさ
そして本当に忙しかった その時に
すべてのあそびを放り出して 残っていたのは 心だった
悩む心だった
迷う心だった
悲しみを感じる心だった
やらなくちゃならないことがある時に限って
心の迷いが頭を支配した
でも
「こんな時に泣いたりとかしてたら、あとでホントに死ヌ!!(汗)」
などと思って、暇なときがあればその時存分に悩んで泣こう
と 何度も後回しにしたりした。
それはある意味幸せだったのかもしれない
だらだらと答(いらへ)の無い悩みの中を涙と共にさまようよりかは ずっと
そんな実のある時間を過ごせたのを
喜ぶべき事であると 実際 思っていたし

帰る日を待ち望んだあの日 日めくりカレンダーまで作って
忙しかった 辛かった 厳しかった
そして 楽しかった


『帰国』

2002年04月24日(水)



 Hopeless Tomorrow

―――――「お願いします」だなんて
一体 何に祈るっていうのさ
ハナから物理的なものを神や己の信ずるものに頼むなど
筋違いだったんだよ

「主よ 私に幸せをお与えください」なんて云うか?
「主よ 私を見守っていてください/私を道具としてお使いください」
みたいなことは云うけれど「モノ下さい」とは云わない
仏様や神棚にだって「お願い」するもんじゃないんだ

いつかお願いしてれば叶うと信じていた
あの夜空の遠い星にさえも

もう叶いっこないってことはイヤって程痛感してる筈なのに
それでもまだ あきらめもせず すみっこにへばりついてる
この幻のような――――「期待」にもなれない――――陳腐な「希望」を


―――――――どうかお取り除きください。

2002年04月25日(木)



 狂星屑の輪舞(ロンド)

暗闇の中で仮面(ペルソナ)が翻った
月の光は闇に蝕まれ
道化師は笑みの刃を振りかざす

何処かで細い三日月がきらりと光り
それと同時に大輪の紅薔薇が闇夜に咲く
そして今日も何処かで新たなアンティック・ドールができてゆく

オルゴールは錆びた音と共にトロイメライを刻む
アンティック・ドールの涙と怨とで錆びた音で
誰も聴かないトロイメライを

夜な夜な繰り返される狂星屑の輪舞
さて今晩踊るアンティック・ドールは

私かあの娘か
はたまた君か

2002年04月26日(金)



 むなし。

「テンポ遅いのキライ」
という理由で曲をぷちっと止められてしまった

曲はテンポだけではないのに
君はこの中に何も見つけてはくれなかったんだね

2002年04月27日(土)



 

これが全て幻だというのなら
それはあまりに残酷です

運命の輪よ どうか回らないで
「今」を落としてしまわないで

どうにもできない もう遅いのです
私は夢を見過ぎてしまった
現実に目を向けていたのに

赤いくつよ どうか静まって
これ以上狂ってしまわないで
切らなければいけなくなってしまう

あのアクリル絵を 写真に変えてしまえたら
あの中のものは 本当にあったことになる
写真に変えてしまえたら

ただひとつみつけた 私だけの小さなともしび
手を差し出す前に消えてしまわないで
お願いだから、ずっと灯っていて

たとえばマンホールの中
たとえ入り口がふさがってしまってもいい
出口がどんなに遠くてもいい
けれど お願い
道を消してしまわないで 空間を消してしまわないで
私はそこでずっと迷うことになる


幻にしてしまわないで

2002年04月28日(日)



 断定的な善?



「生きることが断定的に善だ」という考え方に一言物申したい。


生物の生死に、「善悪」というヒトの決めた価値観なんて関係ないと思う。
「○○にとって善」とか、悪とか、どんな理由や事情があったにせよ、生があれば死もある、というのはこの自然の摂理の中でごく自然なことであり
ヒトの考えなど及びもしない一つの真理なのだ。
「生死」は、ヒトができるずっとずっと前から、
地球ができる前からすらもあるのだから。
星の生死。
宇宙の生死。
「生」が「善」であるとかないとか、そんなレヴェルの問題じゃあないでしょう。



アンタら白人中心にモノゴト考えすぎ

2002年04月29日(月)



 涙。

喉が裂けんばかりに焼け
あふれ出さんばかりの激情の波は今なお胸の内で休まることを知らない。
滅茶苦茶な感情が何の根拠もなしに喉の奥を暴走し
それに押しとどめられるようにして苦しく呼吸がせきとめられる
全てがひっくり返り滅茶苦茶に裂け
やたらめったら強く抗いようのない落雷がひっきりなしに心を穿つ。
すべての言葉も理屈も理由も
怒涛のような感情の前では全く無意味に思えた。

そんな滅茶苦茶な激情が


――――――ひとつぶの涙となってぽたりと落ちた。


そしてその洪水のような感情の波は


――――――――つう、つう、ぽたりとひっきりなしに頬をつたい、やがて止むことを知らなくなる。


――――――――――― つうう、つう、ぽた。ぽたり、ぽた。ぽた。



―――身の内の激情以外には、音も無く。


2002年04月30日(火)
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