脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 

「生きていればいつかいい事もあるよ」

"いつか"のために"今"を乗り越えることができない





”しにたい”という言葉を本当に口にしたいのなら、
一人で呟くべきである



2007年10月19日(金)



 青磁


儀式などに使われた青銅の高貴さと、翡翠の美しさをともに表現した青磁。


雨上がりの雲の切れ間から見える青空の色を持ってこいと、古代中国の王様は言った。

そうしてつくられた、水仙を生けるための美しい水色…空色は、私には湖に見えた。

ボリビアの、富士山より高い場所にある天空の湖ラグーナ・ベルデ(緑の湖)。

酸素が少なく荒野のような場所に、突如として現れる山の雪解け水から生まれた夢のようなエメラルドグリーンの湖。

あの息を呑むような色に、見えた。


青磁の断面は、青と薄茶と青。

青とも翠ともつかぬ釉薬に、空気中の泡が閉じ込められている。

その断面は、ノスタルジックなソーダ色だった。


美しいものはやっぱり共通して美しい。





2007年10月12日(金)
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