脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 


できたての傷は、
外気に触れるだけでもいたくていたくて、
手で触れるなんてとんでもない、と、
触れなくてもじくじく疼く叫びがその傷から聞こえる。


けれど時間がたって否応なく傷はふさがっていき、
新しい肉芽ができてかさぶたがそこを覆ったころ、
もう、たいして痛みなど無くなっていて。
気付けば愛おしそうに撫でたりなどしている。


時に不注意なことをすれば、
そのかさぶたは痛々しく剥がれ落ちて再び鮮血がにじむけれど、
また長い時間が過ぎればいつのまにか傷は消えて、うっすら痕だけが残る。


「あのときは痛かったなぁ、」と、
なつかしく思い出す痕だけが残る。


2007年08月30日(木)



 きみへ

不思議なことを言うようだけれど。

君を見ていると、まるで私の代わりに生きてもらってるような気分になるんだ。
私は何だか重いことを言っているかな。そう聞こえたら聞き流してくれていいよ、ごめんね。
でも君は、とても、あるべきように、幸せのうちに自然にたどっていっているような気がして、そんな君を見ている私は何故か安心感としあわせな気持ちを抱いていたんだ。
それで満足してる私っておかしいかなぁ。
もう長い間自分の心を宙ぶらりんにしているうちに、私のほうはもしかしたら、使い物にならなくなっちゃったかもしれない。
でもこんながらくたでも、君を見てたらそれも忘れて嬉しい気持ちになれるんだ。


付き合いはじめて、一緒に暮らして、結婚して…、そうして。
電話くれてありがとう。
ずっと幸せな気持ちが続いてて、私のほうが今から楽しみで仕方ない。
生まれたら防護壁張られててもぜったい会いにいく(笑)


一緒に祝わせてね。
赤ちゃん、おめでとう。

生まれたときに呼べるように、またお名前教えてね。



2007年08月27日(月)



 「ありがとう」

「患者さんにありがとうといってもらえるのが嬉しい」

って、何かおかしくないかな、って思っていた。
別にありがとうと言って貰うために看護をするわけではない。
そのような見返りを求めるのって、何か変じゃなかいなと思っていた。

でも、
「ありがとう」といってもらえる事なんて実はほとんど無くて、
むしろ日々、不満やクレームや叱りや、時に叩かれたり意味不明の言葉で罵倒されたりする事ばかりで、それが当たり前になってしまっている中で聞く「ありがとう」には、
目の醒めるような想いを抱いた。

別にそのためにするわけではない、
けれど、嬉しいのは確かだった。


今までの自分が少しでも救われたような気がして、
ちょっと、泣きそうなほどだった。



なさけなくて人には言えない。




2007年08月20日(月)



 子供時代

「また一緒に暮らせる事があるかもしれないし」


お母さんの電話でのこの言葉に、なんでか涙が出てしまった。

「じゃあね柳ちゃん、またね」
「うん、またねっ」

泣いてるって気づかれないように元気に返事するのが、くるしかった。



大学で一人暮らしを始めてからしばらくして、私以外の家族は国外に行った。
日本にひとりぼっちだと思った時もあったけど、ネットで電話もしてたし家族みたいな友達もいたし、別にあんまり気にならなかった。
私が就職する頃、家族は日本に帰ってきたけど、お父さんだけ単身赴任になって、今実家で生活してるのは母と妹だけだ。
お父さんは実家を出るとき「もうここに帰ってくることはないかもしれない」っていう予感を言って出て行った(もうその家には住まないかも、という意味)。

また家族で一緒に暮らせたら楽しいだろうなと思った。
でも、また一緒に暮らせる可能性は限りなく薄いような気もした。
それは別に普通なことだと思うけど、
まるで幸せな昔にひどく憧れを抱いてるみたいで、とても焦がれて、
くるしかった。

「また一緒に暮らせることがあるかもしれない」
なんていわれると、
もう二度と一緒に暮らせないような気がして、


どれだけ大事な時間をあの家で過ごしていたんだろうと思って、
また涙が出た。



2007年08月19日(日)



 重み

その モノ の重みは、
持っている者にしか判らず、
「とても重いのです 持ち続けるのがとても辛いのです」
と人に話して聞いてもらったところで、
少しは気持ちが和らぐかもしれないが、
結局ソレを持ち続けて重みを感じ続けるのは、
持っている本人以外居ないのだ。



そして、ただいっとき持つよりも、
ずっと持ち続けていれば続けるほど、
その重みは更に重さを増していく。


けれどうっかり落としなさんなよ
落ちたその重みはあなたの足を潰してしまうよ

手がいかれてしまうのと、どっちが早いか判らないけれど。



2007年08月17日(金)



 恋愛マッチング系TV番組

「男は見た目じゃないってことを知ってもらいたくて」と言ってる人に限って、
すんげーかわいい女の子に告ってるという喜劇




以前タクシーに乗ったときに見た星占い
「てんびん座:

人は、見た目です


(わたしは、てんびん座です)

2007年08月13日(月)
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