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■ 躾
まだガキなのに、いっちょ前に体裁を気にして安っぽい見栄を張りたがって 「みんなこうだから、私もこうしたい」と言ったり思ったりしたとき 周りに流されて「わたし」が埋もれそうになっていたとき
いけないことをしたのに 黙っていたとき
家族にさえ、嘘をついていたとき
しょうもないことで、ひどく人をねたんだとき
くだらないことで、思い上がっていたとき
その行為が他人であればすぐに信用を失くしてしまいそうなことをしたとき
子供のくせに、親の力を見限って、大事なときに頼らなかったとき
私が私自身を見限って、物事に必死になってあたらなかったとき
家族なのに他人のような取引をしようとしたとき
自分のことをちゃんと自分で考えなかったとき
自分を大事にしようとしなかったとき
両親は、真剣に私を叱った。
でも、自分たちが大変になったり損害を被ったり不利になったりすることを私がしたことに対しては、 叱らなかった。
手のかかる時期にそのぶんだけ一人の人として育てて叱って、 ある程度手が離れだしたら、一人の大人として意見を聞いてくれた。
そうやって私はできてきたから、 こうやって生きていこうと思えている。
2006年12月26日(火)
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