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■ ドリームメイカー
とんだドリームメイカーだ
あの遠い空や雲に乗りたいな、とか ぼんやり思うことはよくある。 けど、実際のその雲は人を受け止められるだけの質量などなくただの水蒸気であり、上空の気温はその色の爽やかさからは想像もできないほど低く、極寒といっていいほどである。 大気は地上に比べてとんでもなく薄く、地球上だというのに既に環境的には軽く宇宙空間である。 雲が落とすもの以外は何の影もないそこは、UVの曝露に晒され放題で、どのくらいの期間いたら遺伝子が壊されて皮膚がんを誘発してしまうのだろうという感じだ。 おそらく地上と比べると台風なみの強風が吹いていて立位を保つのも困難なのではないだろうか。 それでも無理矢理空に上がることはできる、飛行機という手段をもってして。 それは、かつて大人たちが本気で、純粋な「空にいきたい」というドリームを叶えようとあらゆる頭脳と手を尽くして尽力した結果である。 私は敬意を表して、そういった人たちを「ドリームメイカー」と呼びたい。
大人たちが本気でロマン溢れるドリームを実現させようとするその心意気には、惚れ込んで余りあるものがある。 できれば、私もそんなドリームメイカーの一員になりたかった。
2006年05月04日(木)
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