脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 「効果音」

「効果音」というCDを学校から借りてきてほくほくの私である。
「小雨」「ガラスが割れる」「落雷」などといった一般的なものに始まり
「神社の鈴」「教会の鐘」「心臓の鼓動」(←よく聞こえなかった)といった神秘的なものに至るまで色々と99種。
「風呂につかる」「和文タイプライター」「英文タイプライター」(わざわざ分けてあるところがミソである)、「万歳三唱」「人力車/荷車」などもなかなか面白かったが、「日本茶をいれる」は特に感動的であった。まるで情景が脳裏に鮮やかに蘇るかのように見事なまでに「日本茶をいれる」行為の効果音が成されていた。
ただこのCD,残念なことにあるはずのDISC2が見当たらないのである。
こちらのほうが興味深いものが多いのに、真に残念なことである。
「駒下駄」「マンホールを走る」「非常階段昇降二種」「おなら連発」「鹿おどし」「阿鼻叫喚」など純粋に興味を惹かれるものもあれば、「車がたまに通る道」「ガーン(苦悩絶望)/ガーンキリリゴーン(意識分断)」「コ−ガリガリギー(怒り)/ガーン(急き立てられる)」「キーンカーンピーン(希望)/パリンパリンパリン(失望)」「シャキーン(変身飛翔)/カンカンカンカン(苛立ち)/ズズーン(辛酸苦悶)」などといった意味深なものまで様々である。なかには「化け猫」「殴り合うパンチ」「戦闘場面」「キス」などといった、「どうやって録ったのだろう」的効果音も入っていて、面白そうである。
効果音。実に奥が深い。


2002年10月30日(水)



 (キリスト教)倫理の授業後

たとえアフガニスタンに関するビデオを見て涙してたって、
その授業が終わったあとには私達は元の日常に戻って笑う。
私達の国がつくりあげた平和なのだから
それに私達が甘んじていたって責められるべき事は何も無い。
のうのうと豊かな国に住んでる我々を批難視する輩がいるが、
私達が自分達の国で自分達の生活を悠々とただ営む、
これの一体どこがいけない。
だが
あの光景がやけに頭にこびりつく。
あれがあの人達の「日常」なのだ。
生きるか死ぬか、食えるか飢えるか
鉛筆とか、そんな悠長な消耗品より今日の食い分の方が明らかに優先されていて
義足が一番使われる、そんな日常なのだ。

2002年10月04日(金)
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