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■ 対話
真の対話とは相手に命を懸けるぐらいの気持ちと共に為される。 それは単なるお喋りや日常会話などではなく、相手と自分の魂全てが触れ合い、生きた知恵が飛び交い、多大な充足感が伴われるものなのである。 それを通して自分は自己形成を、相手は自己変革を起こしつつ、自分たちですら気付かなかった遥か高みにある答えに対し問いを無限に重ねながらどうにかこうにか近づいてゆくのである。 この幸せを得るには相手も自分もある程度同じくらいまで成熟しているのが望ましく、生きた知恵を身に付けるために「書いて覚える」行為をひたすら重ねるより「問うて精神を生きた状態にしている」行為をする方がはるかに望ましい。 誰が相手にしてくれなくても、だ。 いつかそれを相手にしてくれる人と出会えたとしたら、それは幸運だ。 互いに生きた知恵を交わし合い、互いを大切にすることだ。 何故なら自分と真に対話をするような人間は、見つけるのが非常に困難であるからである。
こんな対話が、いつか出来たらいい。 互いに高みまで、辿りつけたらいい。 辿り着けなくてもそこまでの無限の質問が重ねられたら。
2002年08月29日(木)
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