■ひと月前、折り込みチラシにこんなクイズが載っていた。「200グラムの重りが6つと500グラムの重りが1つあります。500グラムの重りを見つけるのに、天秤ばかりを何回使わなくてはなりませんか」。こういうクイズ、子どもの頃によくやったなあ、と懐かしさも手伝って、考えてみた。左右の秤に3つずつ乗っけて、釣り合ったら、秤に乗せていない1個が仲間外れの500グラムだとわかる。これが最少で見つかるケース。どちらかに傾いたら、下がっているほうの3個に500グラムが混じっていることになる。その3個のうち1個ずつを左右の秤に乗せれば、500グラムの重りを突き止められるから、秤を使うのは最高2回だ。と答えを導き出し、調子に乗って応募したら、1か月後、今月号のチラシに載っていた答えは「0回」とあるではないか。理由は「秤を使わなくても、手で持てば重さの違いはわかるから」。おいおい、そんなのありかいな。