■午後、北鎌倉を訪ねる。池袋から一本で行ける。便利。駅のすぐそばに、風情たっぷりのお寺がふたつ。『財浄』の箱を見つけるたび、願をかける。作品の成功と家族の幸せと世の中の平和と。手入れの行き届いた庭にはさまれた小道を歩く人影はまばらで、俳句でもひねりたくなるような趣があるのだが、半日後には初詣客でごった返すのだろう。年末年始臨時列車を案内する駅のポスターには「神様 仏様 皆様を乗せて走ります」と八百万の神の国らしいキャッチコピー。■夜九時。紅白のバックで踊っています…というのは嘘で、年賀状書きのラストスパート。今年一年お世話になった一人ひとりの顔を思い浮かべながら、来年もみなさんに抱えきれない贈りものがあるよう、お祈りする。■そばが食べられないので、義弟夫妻の大阪土産、蓬来の豚まんで年越し。
2000年12月31日(日) 2000年12月のおきらくレシピ