■年賀状を書く。メールがあるので以前よりはありがたみは減ったけれど、「年賀状だけで(年賀状があるおかげで)つながっている人」は結構いる。年に一枚が大事な意味を持っている人から順に書くので毎日のように会っている職場の同僚は後回し。20枚ほど書いてから、はっと気づく。切手を買ってない。できるだけ早く届けたいので、郵便局が開く連休明けまで待てない。虎の子の切手コレクションをくずすことにした。コレクションといっても大げさなものじゃなくて、いろんな種類の記念切手を少しずつ取っておいたもの。マニアックな記念切手や花シリーズ、日本の歌シリーズ、建築シリーズなどなど。12年前の未年のお年玉切手もある。当時は41円だった。10円足して出してみよう。ガーデニングをはじめた友人には花の切手、猫に縁のあるあの人には猫が日向ぼっこしている切手、元気かなあと気になる彼女には「上を向いて歩こう」の歌詞が入った切手、新婚さんには花嫁の切手‥‥とうまい具合にマッチングできる場合はいいのだが、シンクロの切手、これはどうしよう。しゃれのわかる高校時代の同級生、O君なら笑ってくれるだろう。競輪の切手が当たったKちゃん、免許取立てにこじつけるのは無理があるよね。お許しを。こうして42枚の年賀状が旅立った。
■夜は銀座小劇場で鉄カフェ1st drip(第1回公演)を見る。座長(でいいのかな)で脚本・演出の川上徹也さんに招待していただく。16のショートコントというかショートショート劇。いつもの川上さんの作品とは趣が違い、どっと爆笑という感じではなく、くすっと笑えるような話。肩の力を抜いて、それこそカフェでお茶するように楽しめる1時間40分だった。個人的にはいろいろと疲れもたまっていたときで、味つけといい温度といいちょうどいい飲みごろ。次回来店時には別のものが飲みたくなっているかもしれないけど。役者さんたちとお話ししたいなあと思ったら「一緒に飲みに行きませんか」と川上さん。喜んで!と返事したものの川上さんを見失ってしまい、一人で銀座4丁目の角のル・カフェ・ドトール(別名:高級ドトール)でお茶して帰る。
2001年12月21日(金) サプライズ