2002年12月20日(金)  生爪様

■わたしの健康運を司っている星があるとしたら、その星は今、とても悪い位置にあるのではと思う。前代未聞のかぶれ事件に続いて、今年最悪の風邪を引き、昨日病み上がりで出社したら、頭がふらふらしていたせいか、指一本で引出しを開けようとしてしまった。伸びきった爪が一身でGを受け止めた瞬間、メキッといやーな感覚が走った。真中あたりで爪が横に裂け、割れ目から血がじわーと滲んでくる。あまりの痛さにギャーギャー騒いだら、血に弱いまわりの男性社員たちのほうが青ざめた。かろうじてつながった爪を死守しなければ生肉が裸になってしまう。まずはこの伸びた爪を短くせねば。こいつがでしゃばるから災いを招いたのだ。しかし爪切りを当てるだけでも激痛が走る。爪の裂け目を押さえて固定し、慎重に爪を切る。それからうがい用に持っていたイソジンで消毒し、バンドエイドで固定。だが、きつく巻くとうっ血するので包帯に切り替える。お風呂に入るときはビニール袋をかぶせて水から守り、寝るときは手袋代わりに靴下をはめて衝撃を避け、生爪様の機嫌を損ねないように気を遣いながら生活している。ちょっとでも手荒なまねをしたら生肉の刑。

2001年12月20日(木)  幸せの粒

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