三楽の仕事日記
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2019年05月14日(火) |
名張市立南中学校指導助言 |
今日は名張市立南中学校での指導助言日。スケジュールの関係で、今年度の訪問は2回。次回は研究発表日なので、今日はしっかり助言をして、入念な打合せまで完了する腹づもりで出かける。
名張に向かう中で、僕が計画したセミナーで、自分の落ちを教えていただける連絡が入り、関係の方々にお詫び。名張までゆっくりと思っていたが、あれこれで心落ち着かず。なんとか治まる。
10時、校長先生に駅にお迎えをいただき学校へ。すぐに研究主任さんらと今日のスケジュール、研究の進み具合、研究発表会の内容などについて話し合う。
3、4時間目、自己選択場面を中心に授業観察。例によって写真を撮って指導助言の準備。この学校の授業を初めて見たときは、聞こえてくる声はほとんど教師の声で、「入力より出力が重要」とかなり強調。このこともあってか、子どもの声でよく聞こえるようになってきた。これは大きな変化。
さらに「主体性を育みたい」という学校の願いを受けて、僕が提案した「1授業1自己選択場面の設定」も意識されつつあって、嬉しい状況。
8月の校内研修会の講師推薦をしてほしいと依頼をいただくが苦慮。来校されていた指導主事さんからジャストアイデア。大賛成をして、ほぼその方向へ。
5限は特設授業。数学授業で自己選択場面設定の提案授業。教科書の行間を補い考えさせる適切な選択場面で、子どもたちはよく考え、意見交流。助言者としては、よし!という手応え。
15時10分から17時まで研究協議に参加。その中で2回にわけて話す。これまでの歩みを価値付けて、自己選択場面を作るよさをデータをもとに強調。今後の方向付けまで話す。
その中で、良くある研究発表会事例として、「研究発表会が終わればすべて終わる学校」「研究発表会が終わったことだけを評価される学校」「テーマと子どもの実態が乖離している学校」「開発した授業手立てが研究発表会後には使われない学校」など、具体的に話し、「そうではない研究を目指しましょう。この学校の方向性は間違っていません」と話す。
「授業がいいので研究紀要を読まれるのです」は、僕が附属時代に副校長から言われた言葉。授業が悪ければ研究紀要なんて目を通そうとは思わない。授業がよければ、どういう理論でこの授業が作られたのかと興味が湧くはず、とも。このように言えるのも確かな良い変化がこの学校にあったからこそ!
列車の関係で、駅までの車中で研究主任さんと研究発表会のスケジュール確認とアドバイスをして、名張駅から特急に乗車。さすがに帰路は疲労困憊。気持ちはとても良く、学校のエネルギーが高まってきた手応えがあったこと、別れ際に校長先生から「先生に出会えて本当に良かったです」と言っていただけたことが心から嬉しい。
20時30分ごろ自宅着。夕食をとって、その後の記憶は例によってなし。
研究室HP記事は1本。鏡味さんの「感謝」という記事。人に恵まれていることに深く感謝できる鏡味さん。とてもよい記事。
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